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「住宅産業はクレーム産業」といわれるのはなぜ?

2013年07月19日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

住宅産業は「クレーム産業」だとよく言われます。

家を引き渡した後に、お客様からクレームをいただくことは珍しくもなんともない、というとても珍しい業界です。

住宅会社が「やります」と言っていたことをやらなかったり、説明がいい加減だったり、そもそも説明していなかったり・・・。
これは住宅会社の責任ですね。

でもお客様にも責任がある場合もあります。

住み始めてから「あれ?」と思うことがあって、住宅会社に問い合わせたら全然知らなかったことを聞かされる。

「えー!そうだったの!?何の説明も聞いていないよ!」となってお怒りになる。でも実は住宅会社は打ち合わせの初期段階でちゃんと説明をしていた、なんてことはよくあるわけです。 これはお客様が家づくりのことをよくご存じなくて、住宅会社が説明することをよく理解できていなかったケースですね。

 

住宅産業にクレームが多い理由のひとつは、
家を建てるために必要な情報がいっぱいありすぎるからです。

そして家づくりのプロである住宅会社と家を建てるのは初めてのお客様では、お互いが持っている情報や知識に差がありすぎるからです。

これを難しい言葉で「情報の非対称性」と言います。

情報の非対称性が大きい業界ほど、その情報格差が原因でトラブルが生じやすくなります。

家の工法、構造や部材、仕様グレードにその価格、建築基準法や宅建業法などの法律、住宅ローンや税金などのお金に関することなどなど、はじめて家を建てる人にとっては説明されても、「???」となることは無理もないことかもしれません。

でも、せっかく高額な家を建てるのです。

後から後悔しないためにもお客様も最低限の基礎知識くらいは知っておいた方がいいと思います。

 

ansでは最終的にどこの住宅会社でどんな家を建てるにしても、これを知っておけば大きな失敗はしないし、ちゃんと住宅会社の比較もできるようになる「後悔しないための基礎知識勉強会」をやっています。

講座は内容は多岐にわたりますが、「住宅性能編」「住宅価格編」「資金編」「土地探し編」の4つは絶対に聞いておいてほしい講座です。初めての方は是非この4つの講座からはじめていただければと思います。

 

さて、そうして勉強したとしても、住宅会社が言っていることがいまひとつよくわからないことも出てくると思います。

例えば、住宅会社によって全く正反対のことを言われるケースもあります。住宅会社ごとに戦略や家づくりに対する考え方が違いますから、説明が違ってくることもよくあります。
そんなときこそ「セカンドオピニオン」(第三者的立場からのアドバイス)を行っている私たちansに聞いていただきたいと思います。なぜその住宅会社がそういう説明をするのかを、住宅会社の戦略的見地からもご説明します。

 

後から嫌な思いはしない方がいいに決まっているし、クレームだってできたらしたくないですよね。

ぜひansをうまく活用して後から後悔しない家づくりを行っていただきたいと思います。