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第5回住宅購入アンケート結果大公開!

2013年07月30日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

毎年ansの親会社のコンサルティング会社が行っている「住宅購入に関するアンケート調査」の結果がでました。(今回は、20代~60代のインターネットユーザー1,452名の皆さんにご協力をいただきました。詳しくはこちら

 

「今が買い時だ!」と考えている人がかなり増加しましたよ。

■質問 「今は一般的に住宅(マイホーム)の買い時だと思いますか?」

・「一般的には買い時だと思う」・・・・・54.5%(昨年対比8.7ポイント増加)
・「一般的にも買い時だと思わない」・・・・・45.5%(昨年対比8.7ポイント減少)

 

「一般的に見て今が買い時かどうか?」という質問に対して、54.5%の方が「買い時だ」と答えています。「買い時だ」と答える方の割合は年々増加してきており、今回は過去最高になりました。

過去3回の調査結果の推移をみると、

・2011年:39.0%
・2012年:45.8%(6.8ポイント増加)
・2013年:54.5%(8.7ポイント増加)

となっています。この3年間でもっとも買い時感が高まっているようです。

 

その理由としては・・・

■質問「一般的には買い時だと思う理由は?」(買い時と思うと回答した方。複数回答可。)

第1位:「今後消費税増税となる可能性があるから」・・・・・63.1%
第2位:「住宅ローンの金利が上昇傾向にあるため」・・・・・39.4%
第3位:「物件価格が上昇傾向にあるため」・・・・・25.9%

 

「消費増税」がダントツで買い時感を高めている一番の要因のようです。

消費増税が現実のものとなるかどうかは「景気動向を見定めた上で最終判断」されますが、シナリオ通りですと、2014年に8%、2015年に10%という増税スケジュールになります。

住宅着工戸数の増減は日本の景気に大きな影響を与えます。景気を安定的に成長させたい政府としては増税前の駆け込み需要とその後の反動減、という「大きな山や大きな谷」をできる限り作らないようにしたいと考えています。ですから早々に住宅ローン減税制度の延長を決めました。また住宅ローン減税の恩恵を受けにくい低所得者層や現金購入層のために「給付金制度」も現実的に検討されています。

「住宅ローン減税制度」と「給付金制度」があれば、計算上ほぼすべての住宅購入世帯で消費増税による負担増加分はほとんど吸収されることになります。それでもこのようなアンケート結果が出るのは、「駆け込み対策」であるこれらの政府政策への理解がまだまだ十分ではないのかもしれません。

ただ、消費増税の影響は、建物に対してだけではなくて、引っ越しや家電製品や家具の買い替えなど住宅購入とともにかかるその他のモロモロの出費などへも及ぶことを考えると、「やっぱり大きな支出は増税前に!」という心理は十分理解ができますね。

 

■マイホームは欲しいけど・・・買うための準備も必要です!

「一般的には買い時」ですが、「自分にとってはどうですか?」という質問もしています。

 

質問「今が自分にとって買い時だと思うか」(マイホーム購入前の方)

・「買い時だと思う」・・・・・35.7%(6.7ポイント上昇)
・「買い時だと思わない」・・・・・64.3%(6.7ポイント減少)

「自分にとっても買い時だ」という人も増加しており、3年ぶりに3割を超えました。理由としては、「住宅ローンの金利が上昇傾向にあるため」(40.8%)、「住宅ローン減税などへの税制が有利と感じられるから」(34.0%)、「景気回復が期待できるから」(30.5%)が上位にきています。アベノミクスによる経済回復への明るい見通しも背中を押す要因になっているようですね。

 

一方、「自分にとって買い時だと思わない」という人の理由の第一位は、

「十分な自己資金がまだ貯まっていないから」(40.6%)です

「頭金」が十分じゃないからまだ買えない、という方は少なくありません。私も住宅相談会などでよく聞くご意見です。そんな方に私が、「では、頭金はいくらあれば十分だとお考えですか?」と聞くと、ほとんどの方は「うーん???」となります。

頭金はいくらあればいいのか?

頭金が増えた以上に、その間に住宅価格が上がったり、金利が上がったりしたらどうなるのか?

こういったことはシミュレーションしてみないとわかりません。漠然と「頭金増えたらいいな~」という感じではなく、ちゃんと試算をして、目標額や達成時期をちゃんと決めて計画的に住宅購入プランを考えて準備しておくべきですね。

 

■住宅購入はしっかり知識を持った上で検討しましょう

消費増税がきっかけになってはいるようですが、アベノミクスで景気の見通しに明るさが出てきたことなどもあって「マイホームを購入したい」という方は11.2ポイントも増えました。

質問「将来的にはマイホームを購入したいと思いますか?」(マイホーム購入前の方)

・「購入したい」・・・・・64.0%(11.2ポイント上昇)
・「購入したくない」・・・・・36.9%(11.2ポイント減少)

 

それでも心配なことは多いと思います。

「頭金はいくら貯めたらいいのだろう?」
「消費増税前と増税後、私にとって本当はどっちがいいんだろう?」
「金利の上昇が与えるインパクトってどれくらいなんだろう?」
「家の性能や価格ってよくわからないんだけど・・・」

そういった不安を持ったまま「早く契約した方がいいですよ!」という住宅会社の営業トークに乗せられてはいけませんよ。ちゃんと自分で住宅購入に対するしっかりした考えを持つべきです。

そんなときには・・・まずはansの勉強会へどうぞ。

今週8月4日(日)の勉強会は、

午前(10:30~12:00)は「住宅購入にかかる諸経費・税金」

午後(13:30~15:00)は大人気の「後悔しない住宅選び 性能編」です。

皆様のお越しをお待ちしております♪