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工務店様向けの研修会

2013年08月25日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

先週はずっと東京で仕事をしておりました。

火曜日に工務店経営者様との研修会がありました。
全国各地から20社ほどの経営者の皆様に集まっていただき、終日(夜の懇親会まで・・・)、熱い議論が繰り広げられました。

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勉強会のテーマは「コストダウン」

「家づくりにかかるコストの無駄を省いてどう工事原価を下げるか?」

私から研修の冒頭に「工務店の生き残り戦略」として「今、工務店経営者が取り組むべき課題について、そしてなぜ今コストダウンに取り組まねばならないのか」という今日の研修の意義について少しお話をさせていただきました。

 

工務店業界は今大きく2つの課題に取り組んでいます。

ひとつは「高性能化」

今、住宅は省エネ化が進んでいますが必ずしも省エネ住宅でなければ建てれらないことはありません。しかし、2020年にはすべての新築住宅は国が定める省エネルギー基準を満たした住宅しか建てられなくなります。省エネ住宅義務化時代の到来に向けて、住宅業界はさまざまな形で住宅の高性能化に取り組んでいます。

そしてもうひとつが「コストダウン」です。

高性能化するとどうしても家の建築価格は高くなります。しかし、住宅購入サイドのお客様の資金的購買能力は年々下がってきています。平均年収はここ10年でおよそ60万円も下がりました。また所得税の増税、厚生年金保険料の引き上げ、さらに消費税増税などがありますと、家計の可処分所得はさらに年々少なくなっていくでしょう。

つまり住宅会社からみれば、住宅を高性能化しながらも、お客様の買うことのできる価格まで原価を下げる努力をしないと誰からも買っていただけなくなるのです。

 

この「高性能化」と「コストダウン」という相反する2つの課題をクリアしなければ工務店として生き残っていけなくなります。

高性能化によって多くの部材・資材の価格は上がらざるを得ませんので、コストダウンとしては全体工賃や経費の削減がテーマになります。

研修会では工期の見直しによる期間短縮化や事前の打ち合わせの効率化、営業と設計や工務などの担当者同士の連携体制など、すべての工程を細かく見直していきました。

こうした住宅会社の見えない努力も住宅購入を検討される皆様にはしっかりとわかりやすくお伝えしていきたいと思っています。

 

では皆様、詳しくはansの勉強会にて。