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住宅ローン金利に異変あり!

2013年09月18日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

住宅ローン金利がここへ来て、さらに下がってきていますね。

変動金利では0.7%台まで下げたところが多いですし、10年固定金利でもばらつきはありますが、1.4%~1.6%程度になっています。

ほぼ変動金利に近いもので2年固定や3年固定がありますが、銀行によっては変動より低い「0.6%!」なんてところもあります。

固定金利のベースとなっている長期金利の代表的指標である10年物国債金利は現在0.7%程度です。通常なら、このベースとなる長期金利に銀行の利ザヤ(儲けですね)を1%前後乗せて1.7%程度で貸し出すのですが、今はその水準をはるかに下回っています。今の水準は、変動も固定も銀行にしてみたら「赤字覚悟の出血大サービス」状態なのです。

なぜそこまで住宅ローン金利が低くなっているのでしょう?

それは銀行同士が競争しているからです。
今、消費増税の駆け込みもあって多くの人が住宅を購入しています。消費税はおそらく来年4月には上がるだろうとは思いますが、それまでに戸建もマンションも駆け込みは続くと思います。その後はもしかしたら反動減で落ち込むかもしれない、と考えたとき、銀行も今このタイミングが住宅ローンの書き入れ時なわけですね。金利ダンピングだけではなく、「頭金なしでもOK」とか「返済額見直し可能」など様々なタイプのサービスを付け加えて、各銀行が競争しながらこぞって住宅ローンを取りに来ている状況です。

これは住宅購入者であるみなさんにとってはうれしいことです。
「金利が低い」ということは「同じ返済額でも借入可能額が増える」ということですからね。

ただ、お願いしたいのはちゃんとファイナンシャルプランニング検討をした上で借入額や金融機関を選んでいただきたいということ。

考えていただきたいのは、なぜ銀行が赤字水準でも住宅ローンを取りに来ているのか?ということ。

それは「初めは赤字でも、返済期間の35年という長い年月の中でゆっくり後から利益を取れるからいい」と考えているからです。フラット35のような全期間金利固定型以外の住宅ローンの金利は変わります。今は一番低い水準ですから、おそらくこれからは上がっていくでしょう。

その時には毎月の返済額も増えていきます。ぜひ、返済額が上がることも想定して、余裕をもった返済計画から借入額を決めていただきたいと思います。

ansでは会員登録していただいた方に無料でファイナンシャルプランニング相談を行っています。わかりにくい住宅ローンのことや返済計画のことなどなんでもお聞きください。85歳までのライフプランもおつくりしますので、安心して資金計画を立てることができますよ。

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