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2014年の住宅購入環境は?

2014年01月14日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

みなさま、もうすっかり正月気分も抜けて順調に2014年をスタートされたことと存じます。

全国の工務店経営者の方々とお話しをしておりますと、この年明けからさっそくお客様が動き始めているという声が多いようです。8%増税の駆け込み契約が一段落した昨年秋以降、注文住宅市場は比較的静かだったのですが、またお客様が住宅イベントや現場見学会に来られるようになっているようです。

ansにも12日~14日に行った勉強会だけでなく、平日の個別相談にも住宅購入をお考えのお客様が続々とお越しになられています。

年末年始に家族が集まった時などに「家のこと」についていろいろなお話しがあったんでしょうね。

何より「住宅を買うのであれば2014年は最後の買い時タイミングなのではないか」というお考えの方が多いのではないかなと思います。

 

住宅購入タイミングはみなさんのライフプランもありますので、それぞれの家庭ごとにじっくり考えべきだと思いますが、もし、もう買うことが決まっていてタイミングを見極めておられるのであれば、最適な買い時タイミングは「今年の秋まで」というのがひとつの目安時期になるのではないかな、と勝手に考えております。

 

今年の4月に「5%→8%」に増税されますが、「3%くらいならまだ大丈夫。住宅ローン減税もあるし。」というお客様が多くいらっしゃいました。そういう方でも「さすがに10%になる前には…」とおっしゃいます。

今年の景気動向を「消費税」を軸に予想してみたいと思います。

政府は、2015年10月に消費税をもう一段階「8%→10%」へ増税をするかどうかを、「2014年度の7月~9月の経済状況を見て判断する」と言っています。

4月に8%に増税されると一旦消費は落ち込むと思いますが、それが7月以降にどれだけ回復しているかを次の10%への増税の見極め材料とするわけですね。

ただ、日本の財政を見通したときに「消費増税はしなければならない」というのが世の中のムードになりつつあります。政府(特に財務省)としても増税は規定路線ですからなんとしても景気回復スピードを落とすわけにいきません。

意地でも2014年7月~9月のGDPは増やしたいと考えています。

だから2014年度の歳出予算は過去最大の95兆8800億円という大盤振る舞いです。

もしかしたら、4月~6月にはもう一段の金融緩和があるかもしれません。
(←つまり金利は上がらない)

6月には「新成長戦略」もまた出される予定です。

 

つまり、秋ごろまで好景気ムードが醸成されるわけです。

ちょっとインフレになるかもしれません。

好景気でインフレですから、材料費や燃料費、人件費などは上がっていきます。
つまり住宅の原価は徐々に上がっていくでしょう。

でも金融緩和のおかげで金利はそれほど上がらないでしょう。住宅ローンは組みやすいと思います。

それが今年の秋ごろに「2015年10月に消費税を10%にします」と決まったら、その時から2015年3月まではまた住宅駆け込みが加速するかもしれません。

そのタイミングでは住宅価格はさらに上がるかもしれません。

 

そういったことを感じている方が多いから年明けからまた住宅市場にお客様が戻ってきているのではないかなと思います。

少しでも安く買いたい方は「消費増税の決定前(おそらく今年の10月)」までに決めておきたいものですね。

(以上、まったく勝手な私見でございます。あくまで参考程度に。)