single.php
2014年03月10日
いつもありがとうございます。ansの川瀬です。
先週金曜、大阪にある不動産会社さんに研修をしに行ってきました。
研修の内容は「相続・不動産コンサルティング」。
土地や自宅、収益アパートなどの不動産をお持ちの方が相続に備えるにあたり、不動産のプロの立場からどのように相談に乗って助言業務を行っていくかという研修です。
最近はこのテーマで不動産会社のみなさんに研修をすることが増えてきました。
背景にあるのは、 いよいよ2015年1月に施行される「相続税の改正」ですね。
この改正で相続税が実質増税になることから、テレビや雑誌などでも相続をテーマにトラブル事例などが頻繁に取り上げられるようになっていますよね。
「自分の場合は大丈夫だろうか?」「相続税はいくらになるのだろうか?」「どのように不動産を相続させたらいいのだろう?」というような不安を持たれている方が増えています。
相続はする側にとっても、受ける側にとっても法律や税制など難しいことが多いと思います。
中でも相続で一番困るのは自宅や遊休地、大きなアパートなどの「不動産」の扱いです。
複数の相続人がいるときにどの資産を誰にどれくらい相続させるのかという、いわゆる「 分割」はもっともトラブルの種になるものです。ひとつしかなくて分けられない不動産を巡って兄弟が大モメにモメる、なんてことはよくある話です。
相続トラブルとは「相続税トラブル」ではなく、「資産分割トラブル」なんですね。
日本人が保有する資産の約7割は不動産です。
つまり相続とは「一番大きな資産である不動産をどう評価してどうわけるか?」ということにかかっているわけですね。
では、その難しい相続問題をいったい誰に相談するべきなのでしょう?
野村総研さんの調査によると、相続を相談する相手は、1位が税理士さん、2位が弁護士さん、3位が金融機関となっています。
でも、 税理士さんは税制のプロですが、不動産のプロではありません。
弁護士さんは法律と紛争処理のプロですが、こちらも不動産のプロではありません。
不動産を持っている方が相続について最初に相談する相手は、本当は『相続に詳しい不動産のプロ』であるべきなんです。
だから、相続税改正で相続に関心を持つ方が増えている今、身近な相続相談所になるべく不動産会社さんが相続相談の勉強をし始めているんですね。
「相続相談はお近くの不動産屋さんで」という時代になってくると思います。
ansにも住宅の建て替えやリフォームを考えておられるシニア世代の方からよく相続の話が出ます。
不動産と相続は切っても切れない関係にありますからね。
そこで、ちょっと早い告知ですが、恒例になってきた次回のans相続セミナーを4月12日(土)ans流通団地店にて開催することにしました。ぜひこの機会に相続と不動産についてしっかり学んで、安心かつ円満、しかも損をしない相続を迎えていただきたいと思います。
詳細が決まりましたらまたホームページ上でご案内します。
相続なんて関係ないよ、という方はひとりもいらっしゃいません。誰もが学んでおくべきテーマです。
みなさんのお越しをお待ちいたしております。