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2014年05月12日
いつもありがとうございます。ansの川瀬です。
先月末日、国土交通省から平成25年度(平成25年4月~平成26年3月)の「建設着工統計調査報告」が発表されました。
「建設着工統計」は、一戸建てや分譲マンションや賃貸住宅など、すべての住宅が期間中にどれだけ着工したかを発表するものです。
それによると、平成25年度の住宅着工は98万7,254戸。前年度と比べて10.6%の増加。
これで4年連続の増加になりました。
内訳をみると、
・持家(一戸建て):35万2,841戸(前年度比11.5%増、2年連続の増加)
・貸家 :36万9,983戸(前年度比15.3%増、2年連続の増加)
・分譲マンション :12万3,818戸(前年度比0.2%減、4年ぶりの減少)
・分譲一戸建て :13万3,906戸(前年度比7.5%増、4年連続の増加)
消費増税の駆け込みの動きがあったお蔭か、持家(一戸建て)と賃貸住宅が好調に建てられたようです。
日本の住宅ってだいたい毎年100万戸くらい建っていたのですが、4年前に住宅着工が一気に減りました。
そう、4年前の平成21年度はリーマンショックのあった年です。
前年の平成20年度に103万9,214戸だったのが、リーマンショックのあった翌平成21年度は77万5,277戸と、なんと前年度比25%も減りました。
売上が25%も減るというのは、これはもう大変なことで住宅会社さんはどこもとても苦労しました。
そこから少しずつ回復してきて、今年度(平成25年度)98.7万戸とようやく100万戸に近付く水準まで戻ってきました。
ちなみに熊本県の平成25年度着工統計は、
1万2,353戸(前年度対比6.5%増)。その内、持家一戸建ては5,280戸(同15.0%増)でした。
熊本の住宅会社さんも昨年は忙しかったんですね。
さて、今年度はどうなるんでしょう。
今のところ8%増税駆け込みの反動からか各住宅会社の受注は減っているようです。ただ秋になって2015年10%増税の方針がはっきりするとまた一気に動き出すかもしれませんね。