single.php
2014年07月31日
いつもありがとうございます。ansの川瀬です。
猛暑ですね。皆様、熱中症にはくれぐれもご注意を。
さて、私、この猛暑の中、ここ2週間は全国の工務店さんの「経営者会議」に出ておりました。九州・熊本からスタートして、中四国、関西、中部・東海、南関東、北関東・東北信越と巡ってまいりました。各会場20~30社くらいの工務店経営者の皆様にお集まりいただきまして、今後の住宅会社経営について、熱く(暑苦しく)語り合ってきました。過去何度かやっている企画ですが、今回はいつも以上に経営者の皆さんの意識の高さを感じました。
先日、野村総研さんが住宅市場の見通しを発表されました。それによると、今現在、1年間で約95万戸の新築住宅が建設されていますが、それが2020年度には約65万戸くらいになるのではないかと予測されています。背景にあるのは人口の減少ですね。
住宅産業においては、市場が向こう5~6年で4割ほど小さくなるわけです。
これは死活問題です。
「いずれはそうなる」というのは誰もが何となくわかってはいたのですが、いよいよそれが現実感を持って間近に迫ってきたな、という感じです。
来年に消費税が10%になるとすると、もしかしたら昨年8%に上がる前の時のように駆け込み需要が起こるかもしれません。そうするとにわかに目先の仕事が増えて忙しくなり、5~6年先の市場の縮小への危機意識は薄らいでしまうかもしれません。でも市場の縮小は現実に起こることです。そこから目を背けずに、着々と準備をする必要があります。
市場縮小がほぼ明らかな今、5年先、10年先を見据えて今、工務店経営者は何をするべきか?
そんなことを皆さんと語り合ってきました。
いつも思いますが、工務店経営者の皆さんってホントに真面目ですね。
「家」という、家族の暮らしの基盤であり、財産と健康にも大きくかかわる「一生モノの資産」を創っているんだ、という自負と責任感があります。私も住生活に関わる仕事をしている者として刺激を受けましたし、身の引き締まる思いでもありました。
全国の工務店経営者のみなさま、ありがとうございました。
私も頑張って自分の出来ることを精いっぱいやろうと思います。