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寒い家が引き起こす悲劇とは?

2014年12月15日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

寒くなりましたね。この冬の寒さがもたらす健康被害と家の性能の関係について、いつも私たちが「ansの勉強会 住宅性能編」でお話ししているようなことが先日ダイヤモンドオンラインに掲載されていました。

 

< 風呂場で死ぬ人の数は交通事故死の4倍!寒い家が引き起こす高齢者の病 >

『十分な断熱対策がなされていない住宅が全体の7割にも上る日本。風呂場で溺死する人の数は1万9000人と、なんと交通事故死の4倍にもなる。その多くは高齢者。一気に寒暖の差にさらされることで、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすのだ。そのほかにも、“寒い家”は高齢者の健康に大きな害を及ぼしていることが分かってきた。』

(続きは…ダイヤモンドオンライン http://diamond.jp/articles/-/63009 )

 

この「寒い家」の中で起きる寒暖差による健康被害の原因のひとつは「ヒートショック」であると言われています。

記事の中にあるように危険なのは冬のお風呂場だけでなく、トイレや廊下、冷え切った朝の寝室で暖かい布団から出た瞬間なども危険だとされています。

 

日本の住宅はこと「断熱」に関しては完全に後進国です。

イギリスやドイツ、フランスなどでは健康性に劣る「寒い家」を建築したと判断された場合には改修や解体などの強制的な措置が取られたり、建築した業者が罰せられるなどの厳しい規制があります。ヨーロッパ諸国では暖かい家に暮らすことは「基本的人権」と考えられています。国が最も重視している「国民の基本的人権」を奪うようなことに対しては厳しい処罰が下されます。

一方、日本は、2020年に新築住宅に省エネ義務が課せられることになっているものの、今現在、熱に関しては「指針」はあっても「規制」はありません。そのせいか、新築住宅であっても断熱性能が高くない家が今でも建築されています

 

断熱性能を高めることは、冷暖房費などの光熱費の削減だけでなく、ヒートショックなどで心筋梗塞や脳卒中で倒れたりするような「健康リスク」を減らすことにもつながります。最近の調査研究では、お子様のアレルギー疾患にも良い影響があることが明らかになっています。

私は、これらか家づくりをお考えのみなさんに対しては将来にわたる「家計」と「健康」と「家の資産価値」をよりよい状態にするためにも断熱性能にこだわった家づくりをされることをお勧めしています。

「住宅の断熱性能」と、「家計」「健康」「資産価値」の関係性についての詳細は、ansの勉強会 「住宅性能編」、もしくは個別相談会でもお話ししています。家づくりはぜひ私たちの話を聞いてからお考えください。