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もうすぐ春!

2015年03月27日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

もうすぐ春ですね。桜開花の便りも全国から聞こえるようになってきました。

昨日、東京・目黒で出会った桜です。まだ3分咲きといったところでしょうか。おそらく来週末くらいには満開になるでしょうね

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さて、経済も少しずつ明るい兆しが出ているようですね。

株価ももう間もなく2万円を超えそうな感じです。大手企業が続々と景気よくベースアップをしていることなどが好感されているようです。

これまでマスコミはこういうニュースが出ても「賃金が上がるのは大手製造業だけ」とか「喜ぶのは正社員で非正規雇用との格差が広がるだけ」というようなネガティブな受け止め方をすることが多かったのですが、今回は少し論調が変わってきているようです。

 

< 春闘:非正規でも賃上げ拡大 地方や中小への波及課題>
(毎日新聞2015年3月25日付)

『2015年春闘では、大企業を中心に契約社員やパートら非正規社員の賃金底上げの動きも目立つ。人手不足や非正規の処遇改善が社会問題化したことから、正社員を上回る賃上げに踏み切る企業も出ている。

KDDIは非正規の契約社員ら約3,600人に対して平均4,800円(月額)の引き上げを回答。正規の2,700円引き上げを上回る結果となった。同社の広報担当者は「正規社員との格差是正が社会的要請となっていたから」と説明する。

人手不足が深刻化する流通・サービス業界では、時給を20〜40円引き上げる回答が目立った。イトーヨーカ堂は、3万3,778人を対象に時給を17.6円引き上げた。持ち株会社のセブン&アイホールディングスは「パートの戦力化のため、以前から続けている賃上げの一貫」(広報担当者)とするが、連合の20日までのまとめでは、非正規の賃上げ額は、時給ベースの55組合平均で19.67円と、昨年同時期より7.7円多かった。これまで以上に賃上げムードが高まっていることが見てとれる。』

 

賃上げは大手製造業だけでなくて小売業やサービス業にも広がっていますし、正社員だけでなくて非正規社員やパートさんにも波及しているようです。

記事では「この賃上げムードが地方や中小企業にまで波及するかが課題」と締めていますが、中小企業庁は「中小企業の業況は持ち直しの動きを見せている」としています(中小企業景況調査:2015年3月27日発表)。

 

確かに今は人手不足です。

2月の失業率は完全雇用状態と言われる4%を切る3.5%ですし、有効求人倍率も1.15倍です。

景気回復が家計にまで回ってくるといよいよ本格的に景気回復が実感されるようになります。

景気も長い冬を終えて春が来るといいですね。