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私が食べられない料理

2015年08月3日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

今日は「食べられない料理」の話です。皆さんは食べられない料理ってありますか?

 

先日の暑い日の夜、お取引先の社長さんから「今日は夏バテ対策で精のつくものを食べましょう!すごく美味しいんですよ!」と夕食にお誘いいただきました。連れて行っていただいたのは地元でも有数の高級割烹。みるからに高級そうな店構えです。

わくわくしながらお店に入ると店の入り口の水槽の中にいたのは、すっぽんでした。

私はすっぽん料理は食べたことがありませんでした。…というか出来れば経験したくなかった料理です。

 

実は、私は子供の頃から亀が大の苦手なのです。

もう生き物として認められないというレベルです。TVで「感動のウミガメの産卵」とか出てくると感動どころか速攻でチャンネルを変えます。子供の頃のちょっとしたトラウマがあるからなんですが、亀って見ためもちょっとアレだし、生まれたときからあんな甲羅を背負っている時点で生き物としてあり得ない、と。もはや理屈抜きで嫌いなのです(亀好きの方、すみません)。

 

従って、当然すっぽん料理などは絶対自ら進んで食べることはありません。しかし、そんなことを「ここのすっぽんを川瀬さんに食べさせたかったんだよな~」とご機嫌な社長さんには言えません。

すっぽんの刺身だの生血だの腕の部分の唐揚げだのが続々と出てきます。途中まではなんとかごまかしていましたが、すっぽんがほぼ姿煮の状態で入っているお鍋が出てきた時にはもうダメでした。

大胆にも鍋の中を写メで撮っている社長さんの傍らで私は顔を上げることが出来ません。ついに、社長さんに亀が苦手であることを告白して、鍋については「申し訳ありませんが、どうか野菜だけで勘弁してほしい」とお願いしました。

社長さんは「えーそうなんですか?」と言うものの、がっかりすることも怒ることもなく、むしろいじめっ子のように「こんなにおいしいのに~」とこれ見よがしに頭や手の部分をばりばり食されておられました。

最後の雑炊は確かにうまかったのですが…。でもやはり「これって亀がダシだよな」と考えてしまうと、もう無理なのです。すっぽんは高級料理だし、確かに美味しいのでしょうが、私にとっては食べられない料理であることが再確認出来ました。

 

ところで、

私が「あんなワケのわからないものを背負って生まれてきおって」と忌み嫌っている「亀の甲羅」についてですが、中2の息子が言うには「亀の甲羅はワケのわからないものではなくて生物構造的にはあばら骨なんだよ。」とのことでした。小学校の理科で習ったらしいです。

皆さん、知ってました?

 

あれが「あばら骨」?

一体どうなっているんだ。亀。

 

こうして亀のことについて考えているだけでどんどんブルーな気持ちになってきているので、今日はこれで終わりにします。