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2015年12月1日
いつもありがとうございます。ansの川瀬です。
「住むなら持家がいいか、賃貸がいいか」。
—この「望ましい居住形態」に関するエンドユーザーの皆さんの意識は少しずつ変わってきているようです。
内閣府の「住宅に関する世論調査」(平成27年11月発表)によると、現在、住宅を所有しているかどうかに関わらず、「住宅の所有についてどのように考えるか」を聞いたところ、
「所有したい」(いわば持家志向派)という人の割合が74.9%なのに対して、
「所有する必要はない」(いわば賃貸派)という人の割合が16.5%、「どちらでもよい」という人の割合が7.8%となっています。
だいたいいつも色んなところで「世間の常識」のように言われているのは、「日本人は持家志向が強い」ということです。
この内閣府の統計資料をみると確かにそうで、74.9%が持家志向なんですね。
この内閣府の「住宅に関する世論調査」ですが、なんと11年ぶりの調査です。11年前に行われた前回の調査(平成16年11月)と比較すると、この11年間の意識の変化が見て取れるかもしれません。
ということで、今回と前回の調査結果を比較して見ますと、「所有したい」(持家派)は前回79.0%→今回74.9%と割合が低下していて、「所有する必要はない」(賃貸派)が前回12.1%→今回16.5%と割合が上昇しています。
持ち家派が減って、賃貸派が増えている?
なんででしょう?
調査では「所有する必要はない」と答えた方にその理由を聞いています。
すると理由の第一位は、「多額のローンをかかえたくないから」(20.9%)
第二位は、「家族の状況の変化(子どもの独立や転勤など)に合わせて自由に住み替えたいから」(19.2%)
第三位は、「維持・管理のわずらわしさがないから」(17.8%)
…ということでした。
なるほど、やはりローンですか。
年代別に見ると、その特徴が顕著なのが30代です。
30代は一番の住宅購入世代なのですが、30代は「所有したい」が72.3%、「所有する必要はない」が15.6%と、平均よりも持家志向が低い結果になっています。
確かにこの不透明な時代に「何十年ものローンを組んでも大丈夫なんだろうか?」と不安になるのは無理もありません。
ansに来られる方の中でも、「もしかしたらこれ以上給料はもう上がらないかもしれない、定年になっても退職金はないかもしれない、老後には今の年金制度は破綻しているかもしれない・・・。」そんな不安を口にされる方は少なくありません。
だからこそ、ansなんです。
家を建てる人は多かれ少なかれみんなこのように感じています。何しろ大きな買い物ですからね。
ansの家づくり相談では、「持家か?、それとも賃貸か?」、ここから始めてもらって全然かまいません。
持ち家と賃貸のメリットとデメリット、住宅ローン支払い総額と生涯家賃の比較、85歳までのライフプランシミュレーションなどなど、お客様が知りたいことを一緒に考えていきます。
いろいろ情報を得た上で、いろいろ考えてみて、「○○と思うから家を買う!」もしくは「○○と思うからやっぱり買わない!」と決められたらそれでいいと思います。
「なんとなく不安なまま、よくわからないから動いていない」というのが一番良くないですからね。