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連日の株価暴落・・・

2016年02月12日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

いやはや、世の中すごい状況になってきましたね。不倫問題じゃないですよ。

株価です。

今日(2月12日)の終値は15,000円割れの14,952円。前営業日比760円安です。

休み前の10日に900円以上も下がりました(←これも驚愕すべき下がり幅)から、今日は反発するかと思いきや、さらに760円安ですからね。

為替も110円台目前です。

なぜこんなことになっているのでしょう。

原油価格は一段と下がって中東マネーは収縮するし、ドイツ銀行は信用不安説が流れるし、信用不安の真っただ中にある中国市場は春節でお休みですよ。

もう色々な要因が重なり過ぎてなんとも言えませんが、今週の一番はアメリカでしょうか。今、世界で唯一調子が良いアメリカ経済が、実は減速しているのではないか?という懸念が広がったことですかね。イエレンFRB議長も(景気減速懸念から)利上げペースを見直すと発言しました。

悪いことが重なりすぎましたね。リスクを嫌った投資マネーが株を売って、比較的安全だと言われる円や日本の債券が買われているようです。

私、前回ここで「マイナス金利にしたことで円安の流れになるから、それに伴って株価も戻ってくるでしょう」と書きましたが・・・

大ハズレでしたね。(すみません・・・)

 

でも理屈上はそうなるはずだったのです。ちなみに今回のこの流れは日銀が行ったマイナス金利の政策とはほぼ関係がないですからね。昨日もテレビのニュース番組で、今回の円安進行と株価下落が日銀の失策かのように解説していましたが、マイナス金利にしようがしまいが多分こうなっていたと思います。むしろもっとひどかったかもしれません。

今世界で起こっていることは、日銀がちょこちょとと何をしようが関係ないくらいの大きなパワーがありますから。

何でもかんでも政府や日銀のせいにしようとするのは物事の本質を見誤ることにもなりかねませんから、気を付けたいですね。

とりあえず来週月曜日、春節明けの中国市場がどうなるかは注目ですね。

 

それにしても最近振れ幅が大きすぎです。世界的金融緩和で生まれた大量の余剰マネーが、コンピュータ制御で自動トレーディングされているからこうなるのでしょうね。

ちょっと前は日経平均が300円くらい落ちたら大騒ぎでしたけどね。今や誰も驚かない・・・。