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スーツも家もカスタマイズの時代

2017年05月11日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

5月に入って完全に季節が変わりましたね。もう日差しは夏です。

今日の東京の最高気温の予想はなんと28度とのこと(+_+) みなさま、どうぞ体調を崩されませんようにお気を付けください。

 

さて、変わったと言えば先日こんな記事がありました。

↓↓↓

<スーツ 体にぴったり パターンオーダー進化版> (2017年5月6日付 読売新聞)

『簡易なオーダーメイドで紳士物のスーツをあつらえる「パターンオーダー」が人気だ。これまでより細かいサイズ調整が可能でデザインにも優れた「進化版」のパターンオーダーが増えているためだ。体にあったスーツを試してみてはいかがだろうか。』

 

スーツには既製品のいわゆる「吊るし」と「オーダー」の2種類がありますね。そして、オーダーにはさらに3つの種類がありまして、採寸して手作業で作る「フルオーダー」、仮縫いを省いてコストを抑えた「イージーオーダー」、そしてベースのスーツを基に着丈や袖丈などの長さを調整して作る「パターンオーダー」があります。この記事によると最近はパターンオーダーが進化して、胴回りとか肩幅、すそ幅なども調節できる進化版が現れてきていて人気があるとのことです。

例えば、かつては「吊るし」(=形が決まっている既製品)しかやっていなかった「洋服の青山」とか「AOKI」とか「紳士服のコナカ」などのスーツ量販店でも新しいパターンオーダーの新ブランドを続々立ち上げていますね。

私も最近は、もっぱらパターンオーダーでスーツを作っています。体格に合わせてくれるだけではなくて、生地やポケットの形、ボタンとか裏地まで選べるのも楽しくていいですよね。「オーダー」というと高いイメージがありますが、このパターンオーダーなら大体3万円くらいから出来ますので、もはや吊るしと変わらない価格帯です。それは人気も出るでしょう。

紳士服市場は、団塊世代の退職やクールビスの影響などで全体的にはずっと縮小傾向にあるそうですが、このオーダーメイド市場だけは逆に伸びているらしいです。

ニーズがいっぱいあって市場が伸びている時には大量生産をしてコストパフォーマンスを上げるのがいいのでしょうが、市場が小さくなってきたときには、大量生産をすると在庫ロスが出るリスクがありますので、むしろ多様化したニーズに合わせてカスタマイズする方が利益が出る、というのはよくある話ですね。

実は、家もそうですよね。

みんなが家を買う経済成長期には、建売住宅とかマンションとか、いわば「既製品」のような住宅でもどんどん売れます。人口が増えている東京など大都市圏などでは今もそうですよね。

しかし、かつてほど家が売れなくなっている地方都市などに行きますと、その地域の住宅各社は様々な工夫を凝らした家を提供し始めています。完全な注文住宅はいわば「フルオーダー」ですから、ちょっと予算的に手が出ないという方でも、ベースのプランからいろいろと変更ができる「パターンオーダー」のような家であれば手頃な価格帯で手に入れることができます。

「パターンオーダー」や「イージーオーダー」のような家をコストを抑えて提供している住宅会社さんも増えています。そういう家を建てたお客様も「私たちの暮らしに合わせて建ててくれたのでこれで十分満足」と喜ばれています。

スーツも家も時代に合わせて変わっていきますね。

 

そういう「家の作り方の違い」というようなこともansの勉強会の「価格編」の中でお話ししています。ansの勉強会では家を建てる前には絶対に知っておいた方がいいことが満載ですよ。お待ちしておりますね。

(ansの勉強会のスケジュール、お申込みは こちら から)