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銀行員でした

2013年06月20日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

ansの勉強会の時にいつも紹介してもらっていますが、私は大学を出てから10年ほど銀行員をやっていました。10年間で、支店勤務が3年半、本部勤務が3年、海外勤務が3年半とバラエティーに富む経験をさせてもらいました。上司にも同僚にもお客様にも、とても恵まれた銀行員生活だったと今でも感謝しています。

 

その銀行員時代によく注意されたことのひとつに「断定的な説明をしてはいけない」というものがありました。絶対に今がいい!とか絶対上がるとか下がるとか。お客様から「あなたがこれがいいって言ったからそうしたのに、損したじゃないか!」なんて怒られたら困りますからね。

 

銀行はどうなるかわからない相場モノを扱っています。

金利や為替が将来どうなるかなんて誰にもわかりません(わかったら大儲けできますよね)。だから例えば銀行員の方に「住宅ローンは変動か固定かどっちがいいですか?」と聞いてもスパッと答えてくれないことが多いんじゃないかなと思います。

銀行員としての模範回答は、

「どちらもメリットもデメリットもあります。お客様の考え方次第です。」

 

どうせ一般的なことしか言えないから、最初からあまりお客様のフトコロに踏み込んでいくことを避ける銀行員さんは少なくありません。組織構造上、あまり踏み込んだアドバイスができなくてモドカシイ思いをしている銀行員さんは多いと思います。

 

私は今、ファイナンシャルプランナー(FP)という立場で住宅ローンのアドバイスもしています。「将来どうなるか!」なんてことはもちろんわかりませんし、「中立」をモットーとしていますので断定的な物言いもいたしません。でも銀行員時代よりもかなり踏み込んだ具体的なアドバイスをさせてもらっています。そのためにはお客様の家計のことまで入り込んでお聞かせいただくこともあります。

住宅ローンの選び方や返し方などはお客様によって何がベストかが違います。選択の違いで総支払額などいろんなことが大きく変わってきますから、必ず正しい情報を持った上で間違いのない住宅ローンを選んでいただきたいと思います。

今度の23日(日)のansの勉強会が「資金計画勉強会(基礎編)」(10:30~12:00:予約制)です。

「住宅ローンなんてまだまだ先」というお客様も将来のために勉強しておいた方がいいですよ。お気軽にansにお越しください。

(23日午後の「建物の性能勉強会」も私が講師です。こちらもお待ちしています!)