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「消費税増税前に買った方がいいのか?」という議論の結論

2013年06月27日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

「家を買うならやっぱり消費税増税前がいいのでしょうか?」というご質問をよくいただきます。

今、消費税前に家を買おうという方が増えていて「駆け込み購入」の動きが出ています。今5%の消費税が来年(2014年)4月1日以降には8%に、再来年(2015年)10月1日以降には10%になりそうです。住宅はもともとの金額が大きいですから、消費増税にナーバスになるのは当然ですよね。

「じゃあいつがいいのか?」「増税前?それとも増税後?」

このテーマは最近頻繁に議論されてきましたが、ついに結論が出ましたね。

 

<住宅購入に最大30万円 年収制限、ローン利用者に>

『政府・与党は26日、2014年4月の消費増税に併せて導入する住宅購入者向けの給付制度を固めた。住宅ローン減税を利用する場合は年収510万円以下の人に最大30万円を給付する。現金で買う場合は50歳以上で年収650万円以下に限定し最大30万円を給付する。消費増税後の住宅市場の冷え込みを避ける狙いがある。』(日本経済新聞 平成25年6月26日付夕刊)

 

あまり消費税増税前後で景気に山と谷を作りたくない政府は「住宅ローン減税の延長」など支援策を打ち出していました。でも住宅ローン減税は年収は高くない世帯にとっては所得税の還付額が少なくて、消費税増税分をまかなうところまではいきません。また現金で買うかたにはそもそも還付はありません。

でも今回の「給付金制度」が決定したら、ほぼすべての世帯で住宅購入に関して消費増税はほとんど関係なくなります。

これで「消費税が上がると負担が増えるから」という理由であわてる必要はなくなりました。

あせらずに、ご自身のライフプランやお子様の進学、今のお家賃などをよく考えて、皆さん自身の正しいタイミングで住宅購入をご検討ください。

住宅に関する総支払額は購入タイミングによって数百万単位で変わります。消費増税とローン減税、そして今回の給付金、さらにはローン金利などなど、実際にどのタイミングならどれくらいの金額になるのか? 必ずansで個別相談を受けた時に確認してくださいね。