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消費増税よりも気にすべきこと

2013年06月30日

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

今日も朝、熊本へやってまいりまして、ansにて「資金計画勉強会」をしました。

さっそくご参加いただいた方から前回ここでも書いた「住宅給付金制度」についてのご質問もいただきました。

「消費増税前に買うべきかどうか?」ということを考えている方は多いのですが、「住宅ローン減税+給付金」が実施されますとほとんどの方の消費増税分は吸収されると思います。

でも、だからと言って「じゃあ家を買うのはいつでもいいや」というわけではないですね。

今日のans勉強会の中でも話しましたが、実は消費増税よりももっと気にするべき大事なことがあります。

これですね。↓

<住宅金利、3カ月連続上げ 大手銀10年固定、年1.65~1.7%>

『大手銀行は7月の住宅ローン金利を引き上げる。主力の10年固定金利型(最優遇)を0.05~0.1%上げ、年1.65~1.7%とする方向。金利引き上げは日銀の金融緩和後3カ月連続で、2011年9月以来の水準となる。』(日本経済新聞平成25年6月26日付)

 

住宅ローン金利の上昇です。

10年固定金利がじわじわと上がってきましたね。住宅ローン支払い総額へのインパクトは消費税よりも金利上昇の方が大きいかもしれません。

消費税が5%→8%に上がったとすると、建物が2000万円とすると60万円の負担増加です。片や金利はこの数か月で10年固定が0.2%程度上がりましたが、金利が0.2%上がると総支払額は100万円以上は増えます。

ただ、以前は住宅ローン金利はどの銀行も同じような水準で、同じような動きをしていましたが、今は銀行の経営方針の違いでローン金利の水準も動きもバラバラです。

新聞記事にあるように、大手銀行は引き上げ方向に動いていますが、一方で住宅ローンに力を入れているインターネット系の銀行などは逆に金利を下げています。大手銀行が金利を上げている今がローンを取り込むチャンスとみているのでしょうね。

金利の動きと各銀行の動向はしっかり見ておきたいものですね。