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ans代表 川瀬ブログ

久しぶりの更新

2019.10.26

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

すっかり更新をサボってしまい、すみませんでした。心を入れ替えて(できる範囲で)更新するようにいたします。

夏が終わりすっかり秋になりました。

この間、台風がいくつもやってきて、千葉をはじめとして東日本各地で大変な被害が出ました。

被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く平穏な日常を取り戻されることをお祈りいたします。

昨日も日本の東側遠くを通過した台風21号の影響か、終日大雨でまたまた千葉や東北の方では被害が出たようです。

昨年も西日本で大きな台風被害がありましたが、こうした台風や集中豪雨による災害はもうこれは毎年起きてしまうことでどうしようもないことなのでしょうか。

太平洋の南のあたりの海面温度が高くなりすぎていることが台風が頻発している原因のひとつのようです。南海上の海面温度の上昇が地球温暖化の影響なのかどうかははっきりとは特定できないようではありますが、少なからず影響はあるでしょうね。

いずれにせよ、環境保護とか省CO2は全世界的に取り組まねばならない課題であることは間違いないと思います。

そして、私の仕事に関連するところにおいては「住宅の省エネルギー化」があります。

以前にも書きましたが、2020年の新築建築物の省エネ義務化の対象から戸建住宅が外されたのはとても残念なことではありますが、国の政策がどうであれ、私は新しく建てる住宅は、断熱性、耐震性、耐久性に優れたものであるべきだと思っています。

これからもそういったことをansの勉強会などでお伝えしていければ、と思っています。

 

 

熱中症の一番の対策は「住まいの高気密高断熱化」です

2019.8.9

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

いやー暑い!!毎日、本当に暑いですね。

長かった梅雨が明けたらずっと猛暑ですよ。

 

猛暑と言えば、気を付けたいですね。熱中症。

消防庁の発表によると、梅雨明け前後の7月22日~28日の1週間で、熱中症で救急搬送された人数は5,664人。その前の週の2.9倍と急増したそうです。

熱中症で亡くなる方も多くいます。厚生労働省によると、平成29年には635人もの人たちが熱中症で命を落としています。

平成29年でいうと、この熱中症での死亡者数は、台風や豪雨、地震などで亡くなられた方よりも多かったようです。

つまり、熱中症はもはや最も脅威的な自然災害ということになりますね。

 

さて、熱中症はどこで起やすいと思いますか?

「太陽がガンガン照り付ける屋外」かと思いきや、実は「住居の中」が一番多いのです。

2017年に熱中症で救急搬送された人の主な発生場所を見ると、

1位:住居 37.0%

2位:屋外(公園など)13.5%

3位:仕事場(道路、工事現場など)10.7

(厚生労働省HPデータより)

 

65歳以上の高齢者に限っていうと半数以上が住居内です。

住居内での熱中症を防ぐには、まめに水分を取ることやエアコンを使うことが大事ですよね。

しかし、高齢者の方は暑さを感じにくいためかエアコンをつけない人が多いと言われています。若い方でもエアコンをつけっぱなしにすることに抵抗がある人は少なくありません。電気代が気になるだけでなく、エアコンをつけたまま寝ると特に体温の下がる明け方には寒くなりすぎてしまうからです。

かといってエアコンを切るとすぐに暑くなる。だから何度も起きては、つけたり、消したり…。という人は多いのではないでしょうか。

テレビなどでは「エアコンの正しい使い方」みたいな特集も多いですね。

 

しかし、根本的な問題は「住宅の断熱性能が低いこと」です。

エアコンを使うと電気代がいっぱいかかるのも、部屋によって温度にムラが出てしまうのも、エアコンを切るとすぐに暑くなるのも、すべて実は住宅の断熱性能が低いからです。

住宅の断熱性能と気密性能が低いから外の高温が家の中にまで伝わってしまうのです。

気密性が低いと外の暑い空気が入ってくるし、中のエアコンで冷やされた空気が外に逃げます。だからエアコンが切れるとすぐに暑くなる。

すべて断熱性能が低いからです。

「高気密・高断熱の家」というと冬の温かさが印象的ですが、実は夏は涼しいのです。高気密高断熱の家は、エアコンを切って外に出ても、家に帰ったとき外気温との差で少しひんやり感じます。

エアコンをつけるにしても家中のエアコンをつける必要はありません。気密性の高い家は空気がスムーズに循環しているので、部屋によって温度ムラもありません。だから、どこかの部屋で静かに26~27度設定くらいで冷房されているエアコンがあれば十分快適です。

 

こんな暑い夏こそ住宅会社のモデルハウスに行ってみるといいかもしれません。

モデルハウスの中で何台のエアコンが何度設定くらいで稼働しているかを聞いてみてください。そのモデルハウスが「高気密・高断熱の家」なら稼働しているエアコンは1~2台くらいでしょうからね。

 

「新築を建て替えるなんて無理」という方もいるかもしれません。最近は「高気密・高断熱のリフォーム」も良いものがいろいろありますので検討されてみてはいかがでしょうか。

 

住まいの高気密・高断熱化は、家族の命を守るためにもご検討されることをお勧めします。

なお、高気密・高断熱など住宅の性能についてもっと詳しく知りたい!という方はansの勉強会「性能編」にぜひお越しくださいませ。

 

 

土地のお値段の話

2019.7.19

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

私はよく勉強会で、「建物の建築価格はゆるゆると上がっていますが、土地の価格は最近は安定しています。」というような話をしています。

でも土地価格もしっかり上昇傾向にありますね。

 

先日、7月1日に2019年(令和元年)の路線価が発表されました。

結果は「全国平均で1.3%の上昇」ということでした。ここ数年、東京や横浜、大阪、名古屋といった大都市で土地価格が上昇していましたが、それが全国地方都市にも波及してきている感じです。

上昇率のトップ5をみると、

1位 那覇市(国際通り)39.2%

2位 大阪市(御堂筋)27.4%

3位 神戸市(三宮センター街)25.0%

4位 熊本市(下通り)21.3%

5位 京都市(四条寺町)20.0%

以下、札幌、仙台、横浜、福岡、さいたまと続きます。

インバウンド需要の強い地域が並んでいますね。ansのある熊本も地震からの復興需要と中心部の再開発で土地価格は上昇傾向です。

ただ、毎年7月1日に発表される路線価が「今年はこれくらい上がるだろうな」というのは大体わかっていました。

というのは、「路線価は公示地価の約8割」というおおよその目安があるからです。

 

では、ここで土地の価格のお勉強です。

土地は「一物四価」と言われます。ひとつの土地には4つの価格があるということです。

まず、①「実勢価格」。

つまり「時価」ですね。実際に売買される価格です。

次に、②「公示地価」。

国土交通省が毎年1月1日時点の更地の評価額として調査・鑑定するもので、だいたい3月下旬頃に発表されます。土地を売る時の査定でも参考にされる価格です。ただし、すべての土地を評価しているわけではなく、代表地点のみになります。取引価格の指標となる価格ですから、①の時価にも影響を与える価格ということですね。

そして、③「路線価」です。

公示地価の決定機関が国土交通省なのに対して、路線価は国税庁です。発表は毎年7月初旬。路線価は相続税や贈与税の計算の時に土地を評価する時に使う価格です。そして実は土地の価格ではなく、その名の通り道路の価格です。土地の前の道路の価格に土地面積を掛けて、相続税や贈与税の評価額を計算します。

この路線価はさきほど言ったように、3か月ほど先行して発表される公示地価のおよそ8割くらいが目安になります。

最後に、④「固定資産税評価額」です。

毎年4月頃に市町村から届く固定資産税の納税通知書に記載されている土地の価格です。固定資産税や都市計画税、不動産取得税、登録免許税などの税金計算で使われます。固定資産税評価額の目安は公示地価のおおよそ70%です。3年おきに評価額が更新されます。

 

固定資産税は所有者(納税者)に通知される価格ですので、公示地価や路線価のように公表されていません。でも、これから買おうかなと考えている土地の固定資産税を推計することは出来ます。

前面道路の路線価に面積を掛けて、「相続税評価額」を出して、その価格を0.8で割ります。(←これがほぼ公示地価に近い価格)

その「公示価格に近い価格」に0.7を掛ければ固定資産税評価額(に近い価格)がわかるというわけです。

つまり、「路線価から計算した土地の価格」×7/8=固定資産税評価額、ですね。

 

土地は「相場もの」です。価格は常に変動しています。これから土地を買う方、売る方、また相続が起きそうな方は、関心を持って「土地の価格」を見ておいた方がいいでしょうね。

 

高齢者の交通死亡事故は減っている?

2019.6.18

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

最近、高齢者の交通事故のニュースが多いですね。

ああいうニュースを見て私の息子(17歳)などは「最近事故多いね。クルマの運転って怖い。免許取らないかも。」とか言ったりしています。

そんな息子に「でも実は交通死亡事故って年々減ってるって知ってる?」というと「ええっ!」と驚いていました。

私がなぜそんなことを知っているかというと、いつもansの勉強会の「建物の性能編」の中で、年々増加している「ヒートショックによる死亡者」と、逆に年々減少している「交通事故による死亡者」の話をしているからですね。

 

改めて警察庁交通局の平成31年2月発表の統計資料で確認してみました。

平成30年の交通事故の死亡者は3,532名と過去最低水準です。

 

1990年代前半までは年間1万人を超えていましたから激減しているといっていいでしょうね。

これは、自動車の安全設計の向上や、シートベルト着用の義務化、飲酒運転取り締まりの強化の結果だということです。

 

「でも高齢者の事故は増えているのでは?」と思われるかもしれません。

確かに高齢運転者による死亡事故件数自体は増えています。

 

平成30年で、75歳以上運転者による事故が460件、その内80歳以上運転者による事故が252件です。

上のグラフを見ても横ばいです。全体が減っているのに高齢運転者による事故件数は減っていないので、交通事故全体に占める高齢運転者による死亡事故は増えていると言えますね。

でも、高齢運転者の免許人口10万人当たりの死亡事故件数を見ると各年代とも、ここ数年の推移を見ると年々減少してきていたのがわかります。

 

 

高齢運転手人口あたりの死亡事故件数は減っているのに、高齢運転者による交通事故件数が減っていない。つまり、それは高齢運転手全体が増えているからだということになりますね。

まとめると、高齢者の人口が増えているから高齢運転者も増えている。だから事故件数全体で見ると減っていませんが、高齢者人口あたりの事故件数は減っているということです。

 

それでは、なぜ高齢運転者による事故のニュースがこんなに多いのでしょうか?

これは私の推測ですが、恐らく事故の映像があるからではないかと思います。

ドライブレコーダーや街の監視カメラの普及、スマホによる動画撮影などが容易になったことなどで事故の映像が残るようになった、だからニュースにしやすくなったのではないかと思います。

ニュースで頻繁に見るようになったから悲惨な事故が増えているように思うかもしれませんが、実際のデータを見ると決してそういうわけでもないということがわかります。

ただニュースで頻繁に取り上げられるようになったことで、高齢者の方々の運転が慎重になったり、自動車の安全機能の進化が加速したりすることは良いことだと思います。

事故は悲劇です。

この世から死亡事故が無くなることを願っています。

 

※グラフの出典元:「平成30年における交通死亡事故の特徴等について」(平成31年2月14日警察庁交通局)

 

空き家が増えるから家は買わなくてもいい??

2019.5.14

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

祝!令和元年。新しい時代の幕開けです。新たな気持ちで頑張ってまいりましょう!

令和最初のコラムを書きました。ご参考ください。

 

『空き家が増えるから家は買わなくてもいい?』

(ハッピー・リッチアカデミー317号 令和元年5月7日配信)

 

平成から令和になりました。

先の読めない現代ではありますが、令和の時代にも確実に起きることと言えば、社会が高齢化すること、人口が減っていくこと、それに伴って空き家が増えていくことなどでしょうね。

さて、そんな中、これから家を買おうかどうしようかと思っている年代のみなさんは住まいについてどう考えたらよいのでしょう?

5年に一度発表される「住宅・土地統計調査」の平成30年度分を見ながら考えてみたいと思います。

↓↓↓

 <空き家率最高13.6% 高水準の都市部も>

(平成31年427日付 日本経済新聞)

『総務省が26日発表した201810月時点の住宅・土地統計調査によると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6%だった。地方を中心に人口減少などで空き家が増え、戸数も最多の846万戸に上った。東京や大阪などでも空き家率は1割を超えており、再開発に影を落としている地域もある。』

 

 全国の空き家総数が846万戸となったそうです。5年前より26万戸増え、空き家率は過去最高の13.6%になりました。一方、住宅総数は6,242万戸となり、5年前から179万戸も増えました。過去最多を更新しました。 

一瞬、「ん?」と不思議に思われるかもしれませんね。

日本は人口が減少しているのですよね。平成25年からの5年間で、12,723万人から12,624万人と約100万人減少しています。

でも住戸は179万戸も増えたのです。人口が減っているのに住戸が増えたら、それは空き家も増えるでしょう。空き家の増加が26万戸というのは増え方が少ないくらいにも見えますね。

こういう結果を受けて、「人口が減って空き家がいっぱい増えているにも関わらず新築を建て続けている住宅・不動産業者が悪いのだ。」というような論調をよく見かけます。また、「これから家が余ってくる時代にあえて新築・持家など建てなくてもいい。安い家がいっぱい市場にあふれるし、安く借りられるようにもなるだろうから賃貸で十分。」という賃貸派の意見が勢いづいたりもしています。

 さて、どうなのでしょうね?

 

■人口が減っているのに住戸が増えているのはなぜか?

まず、なぜ人口が減っているのに住戸数が増えているのか?

考えられる理由のひとつは、世帯数が増加していることでしょう。

日本の世帯数は、平成25年に5,557万世帯だったのが、平成30年には5,800万世帯と、243万世帯も増えました。人口が減っている中で世帯数が増えているのですから、一世帯あたりの人数が少なくなっているということでしょうね。 

今や世帯の形態で「親と子」に次いで多いのは「単身」世帯です。全体の35%を占めています。今の単身世帯の多くのは高齢者です。これからさらに高齢化が進むのに伴って高齢単身世帯はますます増えると見込まれています。

単身高齢者向けの介護付き高齢者専用住宅などはまだまだ全然足りていません。高齢者向けの住宅はこれからも建築が進むでしょうね。

 

 もうひとつは、人口が集中している都市部でマンションなどの共同住宅が増えていることでしょう。

先の「住宅・土地統計調査」によると、全居住住宅のうち共同住宅は43.5%(2,334 万戸)と半数近くを占めています。共同住宅は昭和 63 年から平成 30 年までの 30 年間で2倍以上も増加しました。 

共同住宅が特に多いのが都市部ですね。共同住宅の割合が高い順にみると、東京都 (71.0%)、沖縄県(59.0%)、神奈川県(55.9%)、大阪府(55.2%)、福岡県(52.6%)などが続きます。 

さらにいうと、共同住宅は年々高層化しています。

 15 階建以上」の共同住宅の住宅数 は 93 万戸で、平成15 年から平成30 年までの15年間で60万戸も増加しました。中でも、最も増えたのが東京都で17 万戸増、次に大阪府で12 万戸増です。東京と大阪で全国の高層マンションの増加数の半数近くを占めています。都市部は敷地面積が限られているから上に伸びるのは当然ですね。

 

■問題は、空き家の多くが再利用に耐えられないこと

日本全国で見ると人口は減っていますが、都市部に住む人や単身の高齢者は増えています。これらの変化に対応した結果、都市部の共同住宅が増えた、ということのようです。

問題は都市部以外です。都市部以外はマンションよりも一戸建てが多いのですが、一戸建ての棟数もずっと増加しています。そして、戸建ての空き家も増えています。

それは、空き家でいうと「その他の住宅」に分類されるものです。「その他の住宅」とは、「賃貸用」「売却用」「別荘など(二次的住宅)」以外の住宅のことです。転勤や入院などによる長期不在の住宅もありますが、ほとんどは誰も住まずに放置されている空き家です。この「その他の住宅」の空き家は347万戸あり(空き家全体の41%)、この5年間で29万戸も増加しました。 

国土交通省の「空き家等の現状について」によると、「その他の住宅」の空き家の発生原因の半分以上は「相続」です。親が亡くなって実家を相続したものの、子供たち相続人は離れた所に住んでいるのでそのまま放置されている、というような空き家です。

こういった「相続したけど誰も住まない空き家」はこれからも増加が見込まれるわけですが、問題はこれらの一戸建ての空き家が再利用しにくいことです。

なぜなら、老朽化しすぎているからです。

国土交通省の「空き家等の現状について」によると、「その他の住宅」の空き家、約340万戸の内、約210万戸は昭和55年以前(築38年以上)に建築されたものです。そのうち140万戸は耐震性がありません。

また、利便性があって(駅から1km以内)、腐朽・破損がなく、簡易な手入れで活用可能な「その他住宅」の空き家は全国で約48万戸しかないとされています。つまり、再利用可能とみられる「その他の住宅の空き家」は全体の14%しかないのです。

「その他の住宅の空き家」で再利用可能な14%以外の空き家、つまり全体の約86%の空き家はそのままでは売ることも貸すこともできないし、手を入れて住むことも難しそうな家なのです。 

だから、「空き家が増えるから新築の持ち家は買わなくてもいい。空き家を安く買ったらいいし、安く借りたらいい」というのは現実的ではないのです。だって利便性は悪いし、手を入れても住めないほど老朽化しているのですから。

空き家で再利用できるのは、都心の立地のよいマンションや、ごく一部の利便性がよくて状態の良い空き家だけです。

つまり、真の問題は空き家になっている住宅や今の賃貸住宅の建物の性能が低いことです。その多くは、断熱性は皆無だし、耐震性すらないものも多くあります。とてもではないですが、快適で安全な暮らしは望めません。

老朽化した空き家は日本の住宅ストックとして次世代に受け継げないものであり、刷新されるべきものです。壊して、性能の良い家を建て直した方がいいでしょう。 

 

■空き家問題と持ち家問題はわけて考えた方がいい

人口が減っていて、空き家も増えているのに、新たな住戸が増えているのは、都市一極集中や高齢化と単身世帯の増加、また住宅の高性能化などの社会の構造的な変化に今の住宅ストックがマッチしていないからだと思われます。

それでも賃貸派の人たちは、「こんな不透明な時代に住宅ローンを抱えることは危険」として賃貸を薦めます。でも、いくら払っても資産にならない家賃だってもったいないし、住宅ローンと違って団体信用生命保険もついていないのでリスクもより高いと思います。 

また、住宅ローンはだいたい30年~35年で支払いが終わります。30歳で35年ローンを組めば、65歳には払い終わります。その後はそれほど高くない固定資産税と維持修繕費で住み続けることが出来ます。人生100年時代と言われる今、老後もずっと高い家賃を払い続けることが出来るかどうかはよく考えた方がいいと思います。 

実際、ずっと居住環境の良い賃貸(←大体家賃が高い)に住み続けるためには、かなりのお金が必要です。

「賃貸に住み続けた方が良い」という有識者の人はだいたい富裕層で、たぶん東京などの都心に住んでいるのではないでしょうか。

都心部以外の地方などでは富裕層はそれほど多くないし、そもそも賃貸住宅で居住環境や性能の良い物件があまりないのです。

 

空き家問題と持ち家問題は別で考えた方がよいと思います。

だから、これから家をどうしようかなと考えている若い人たちは、長持ちする性能の良い住宅を早めに建って、老後はそれを維持しながら住むことを私はお薦めします。

 

(ハッピー・リッチアカデミー317号より 令和元年5月7日配信)

 

 

私の平成史

2019.4.25

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

いよいよあと5日で平成も終わりですね。

平成の最後にあたって「私の平成」を振り返ってみたいと思います。

昭和64年1月、昭和天皇が崩御されて、後に総理大臣になる小渕官房長官が「新しい元号は『平成』であります」と発表したとき、私は21歳で大学3年生。東京の一人暮らしの部屋で、静かに時代が変わっていく様子を報道するテレビを然したる感慨もなく眺めていました。

平成元年に就職活動。当時「都市銀行」と呼ばれていた大和銀行に就職先を決め、翌平成2年4月に社会人になります。

後に「あれはバブル(泡)みたいなものだった」と誰かが言ったことから「バブル景気」と名付けられた好景気の時代が終わったことを平成3年頃には実感するようになりました。若手だった私に与えられる仕事はローンや融資が焦げ付いた先からの不良債権の回収業務ばかり。貸出稟議の冒頭にはいつも「バブル崩壊後、売上が落ち込み……」というようなフレーズを書いていました。

結局、私は平成2年(1990年)から平成12年(2000年)までの10年間、大和銀行に勤めましたが、この10年は銀行経営が坂を転げ落ちるように悪化していった時期でした。平成7年~8年頃には、北海道拓殖銀行や日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、山一證券などが経営破綻し、金融不況の嵐が吹き荒れていました。

先行きを案じたわけではないのですが、なんとなくその頃から「銀行業務はずっとやっていく仕事じゃないな」と思い、転職を考え始めます。

より深く中小企業の経営に関わりたいと思い「経営コンサルタント」を志向しました。1年くらいかけて準備して平成12年(2000年)の4月、32歳の時に銀行を退職します。最後の勤務部署だった先輩や同僚の皆さんが暖かく送別してくれて、胸が熱くなったのを覚えています。

転職先は国内独立系のコンサルティング会社。私は「住宅建設事業部」に配属されて、ハウスメーカーさんとか工務店さん、地方ゼネコンさんなどを担当します。ここから住宅業界への関わりが始まりました。

当時、住宅・建設業界の経営環境も厳しくて、「仕事がこの先も増えない中、業務の生産性を上げていくしかない」というコンセプトで業務改善のコンサルティングをしていました。

得意の財務診断からのアプローチでカッコよくコンサルティング、なんてはずもなく、慣れない仕事に四苦八苦する日々。新しい領域の業務ですからすべてが学ぶことばかりです。楽なはずはありません。

全国を飛び回るワークスタイルもこの頃からですが、仕事の段取りも悪く長時間働いていましたので、かわいい子供たちのいる自宅にもなかなか帰ることも出来ないホテル暮らしの毎日…。

「30代は仕事に打ち込んで一生食べていけるスキルを身に付けるんだ!」と決意はしていたものの、実際は心身ともにかなりしんどい時期でした。

それでも転職して2年後の34歳の時に事業部長になって、36歳の時には戦略子会社の役員にしてもらいました。仕事は充実していたのですが、本体の会社の業績が伸び悩み始めたこともあり、「そろそろかな」と考えるようになりました。

そして、紆余曲折を経て、37歳(平成17年)の時にそのコンサルティング会社にいた上司や仲間とともに今の会社を作りました。

意気込んで独立をしたものの、創業当時は仕事もあまりなくて、毎日仲間たちと「何をして食っていくか」を話していましたね。間借りしていた五反田の狭い雑居ビルの片隅で、夢のようなことばかり話していました。今思えば貧しくも楽しい日々でした。

創業して14年。今でこそ住宅・不動産業界に多面的にいくつもの事業を展開(ansもそのひとつ)し、3年前には東証マザーズにも上場出来て、「順風満帆ですね」ともよく言っていただきますが、この14年間は全然順風満帆などではなく、いつも「嵐の中を右往左往」、「山あり谷あり」(←小さな山と連続する大きな谷)でした。

平成20年にリーマンショック、平成23年には東日本大震災。そのたびに経営危機を迎えていました。

そんないくつもの厳しい時を乗り越えて来られたのは、どんな時も前を向いて頑張る会社の仲間たちと支えてくださるお客様、そして家族のお陰です。

感謝、感謝ですね。

5年前に熊本市中央区の帯山にオープンしたansも熊本のみなさんに支えていただき、今では熊本で3店舗を展開しています。一年前には初めての他県出店で静岡県浜松市にもオープンしました。

平成2年、22歳の時に社会に出て、平成が終わって、令和元年に52歳になります。

平成とともに30年間の社会人生活を過ごしてきたわけですが、平成は基本的にずっと経済的には厳しい時期が続きました。そんな中でも、銀行時代もコンサル時代も上司や仲間、お客様に恵まれてとても充実した日々を過ごすことが出来ました。社会のデジタル化とかグローバル化とか、時代の変革期に立ち会うことが出来たこともラッキーだったと思っています。

ansはこれからもっと拡げていきたいし、ほかにも関わっている事業がいくつかあります。それらを世の中に役立つものにしていくためにはまだまだ頑張らないとな、と思いを新たにしています。

さて、次の「令和」はどんな時代になるのでしょう。

楽しんでいきたいですね。これからも宜しくお願いいたします。

 

 

イチローのゴロ

2019.3.25

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

いよいよ「平成」が終わる春が来ました。

このタイミングで「ああ、本当にひとつの時代が終わったんだ」と実感するような出来事がありましたね。

イチロー選手の引退です。

イチロー選手の打ち立てた記録は超人的で、まさにスーパースター。一つの時代を築いた人。野球ファンではない人でもイチローのことを知らない人はいないでしょう。すでに小学校の道徳の教科書にも載っているとか。もはや偉人ですね。

イチロー選手はまさに「求道者」という表現がふさわしい人で、その考え方や行動はスポーツ選手のみならず、ビジネスの世界にも通じるものがありました。

私がよく話していたのはイチロー選手のこんなエピソードです(うろ覚えですが、こんなニュアンスということで)

『イチローは不調を楽しむ。』

『好調の時は何も考えないが、不調の時はあれこれ色々考える。だから不調の時こそが進化のタイミング。不調になったら、「成長のチャンス!」と捉えて楽しむ。』のだそうです。

そして『ゴロを打つ練習をする』のだそうです。

『ゴロの方がフライに比べてヒットになる確率が高い。特に左方向へのゴロ。左方向へゴロを打つ練習をすることで好調の時との違いを見つける。』

イチロー選手において、レフト方向へのゴロの練習は不調から好調に転換するためのひとつの指針であり、バロメーターであり、ある意味支えでもあるのでしょう。ゴロの練習があるから「不調を楽しむ」ことが出来るのかもしれません。

私たちも『イチローのゴロ』のような「これがあるから大丈夫」と言えるようなものを持つべきですね。

営業担当者であれば、営業成績が不振になった時でも「これをやればまた成果が上がるから大丈夫」と思えるようなもの。

例えば、いつもの2倍電話を掛けるとか、商品説明のロールプレイングをするとか、自分のお客様にお手紙を書くとか。

あなたにも「イチローのゴロ」のようなものがありますか?

 

平成の終わりとともに選手生活を終えるイチロー選手。月並みですが、私たちに夢と勇気と元気を与えてくれましたね。

お疲れ様でした。感謝とともに。

 

 

海外留学、いいね

2019.3.8

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

3月になりました。世の中的には年度末。皆さん、せわしない日々をお過ごしのことと思います。

学生さんは春休み。夏休みと違って宿題も少ないでしょうから、この時期に旅行などで見聞を広めるのもいいでしょうね。

かくゆう私の娘(大学1年生)と息子(高校2年生)もこの春休みにそれぞれ海外に短期留学したり修学旅行に行ったりしています。

羨ましい限りです。

私が子供たちの「海外に行きたい!」という要望に対して甘いのは、自分自身が海外志向が強かったからです。大学生の頃に何人かの友人たちが「一年休学してアメリカに留学する」とか「イギリスの大学のサマースクールに行く」とか聞くと、羨ましくて羨ましくて仕方がありませんでした。

私は、といえば貧乏学生でアルバイトに明け暮れる毎日。とても学生時分に海外など行けませんでした。

そこで、海外に行かせてくれそうな会社(都市銀行)に就職して、すぐに海外派遣実習員制度に応募しました。2年間語学学校に通って、TOEICの点数を上げて、何度かの社内試験もくぐり抜けて、ようやく3年目に語学実習生に選んでもらいました。そして第一志望だったスペインの大学に一年間行かせてもらいました。

スペインでの学生生活は、それはもう嬉しかったですし、楽しかったですね。

スペインだけでなく、週末には近くのフランスやイタリアによく行きましたし、夏休みにはイギリスやギリシャなどにも旅行しました。

世界中から来ていた留学生たちと交流を深める中で、「自分は日本人なのだ」と自分のアイデンティティを強く再認識したりもしました。私が日本の文化や歴史が好きになったのはこの頃からです。

どこのどんな場所に居ても、誰に対してもあまり物おじしないのもこの頃の経験のお陰かなと思います。

その後、いったん日本に戻ったさらに2年後に、今度は「実習員」ではなくて「駐在員」として再びスペインに赴任しました。

足掛け4年近く、スペインに住んでいたことになります。

その頃に身に付けた国際感覚と語学力は今の仕事に・・・・、まったく活かされていませんね(笑)

住宅関連事業というむちゃくちゃドメスティックな仕事を日本人の皆さまに対して行っていますからね。

でも、海外で過ごした経験があるから今の私がある、ということは強く思っています。文化や考え方の異なる人たちとうまくやっていくスキルとか中庸な考え方とかは私の個性かなと思っているのですが、これらは海外にいたお陰だと思っています。

だから子供たちにも狭い世界にこもるのではなく、どんどん好奇心を持って海外に行ってもらいたいのです。

もし今、私が彼らの年齢で「ダイナミックに成長する分野で活躍したい」と考えていたら、語学とプログラミングとビジネスの勉強をして東南アジアのどこかの国に行きますね。(もう今となっては日本で老後を過ごしたいですけど)

「自分の稼いだお金で行くというのが基本」と妻は言いますし、その通りだとは思うのですが、それでも「海外行きたいからお金出して」と甘えられると応援してあげたくなるのですよね。ついつい。

そういう子供たちの未来の可能性を閉ざさないためにも、頑張ってお金貯めないと、ですね。

 

 

恐ろしいレオパレスの施工不良問題

2019.2.20

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

レオパレスの施工不良問題ですが、これはいったいどこまで広がるんでしょうね。
本当に恐ろしい話です。

↓↓↓

<レオパレス、1,895棟違法> (2019年2月19日付日本経済新聞)

『レオパレス21のアパートで施工不良が見つかった問題で、石井啓一国土交通相は19日、173自治体が1月末時点で1895棟の建築基準法違反を認定したことを明らかにした。同社が2018年4~5月に公表した施工不良が対象。19年2月に公表した新たな施工不良についても調査を進めている。』

 

この違法とされた1,895棟は昨年施工不良が公表された分です。先月新たに施工不良が見つかって公表された約1,300棟についての調査はこれからですが、おそらくこちらも多くが違法とされるでしょう。

合わせておよそ3,000棟超です。いったいどこまで広がるのでしょうか。

レオパレスの罪は非常に重いと思います。

この忙しい時期に引っ越しさせれられる入居者のみなさんも大変お気の毒ですが、もっと気の毒なのがレオパレスのアパートを保有しているオーナー(地主さん達)です。オーナー達は眠れない日々を送っておられるのではないでしょうか。

オーナーはアパートの建築資金を銀行から借り入れています。大体1億円以上で返済期間は30年ほど。返済原資は全室を借り上げてもらっているレオパレスからの家賃収入です。

今回、多くの物件が違法建築となった以上、補修工事をしないと貸し出せません。でも、補修工事をしたとしても信用が失墜したレオパレスの物件に入居する人はあまりいないでしょうね。相当家賃を下げないといけないでしょう。

レオパレスは多くの法人と社宅契約をしていますので、入居者の多くは社宅契約している企業の社員ですが、今回の事件を機に多くの法人がレオパレスとの社宅契約を解消する動きを見せています。

レオパレスとしては空室だらけの物件を借り上げて保証し続けることは不可能です。恐らく今後オーナーに対して借上げ家賃の設定を下げる動きを取るでしょう。

オーナーは見込んでいた家賃収入が得られなくなるのでアパートローンの返済が厳しくなります。だからと言ってアパートごと投資物件として誰かに売ろうとしても、レオパレス物件はおそらくもう誰も買わないでしょう。銀行のローンも出ないでしょうし。

収入がないのに銀行への返済は続く、売ろうにも売れない・・・。

アパート事業に行き詰まるオーナーが続出するのではないでしょうか。

レオパレスは入居者の転居費用や違法物件の補修工事を負担するということですが、果たしてどこまで耐えられるでしょう。

 

手抜き工事は本当に罪が重い。

建築業界全体が襟を正さないといけない事件ですね。

 

いよいよ熊本城マラソンですね

2019.2.15

いつもありがとうございます。ansの川瀬です。

あっという間に2月も中旬。毎日まだまだ寒いし、インフルエンザはまだまだ猛威をふるっています。みなさんもどうぞ体調管理にはご留意を。

 

さて、2月中旬と言えば、そう、「熊本城マラソン」ですね。

いよいよ2日後の日曜17日に開催されます。

熊本城マラソンはans発祥の地、熊本のビッグイベントです。ansの流通団地店がマラソンコース(5Km地点と35Km地点)にあることから、毎年マラソン当日はお店を沿道の応援のみなさんに開放しています。

テレビでマラソンの様子を観たり、お茶を飲んだり(セルフですが)、トイレの利用などどうぞお気軽にお立ち寄りください。

ansからは店長の中田をはじめ、数名が「ansシャツ」を着用して走る予定です。マラソン初挑戦のメンバーも多く、皆、気合が入っている(ものと思われます)。

どうぞ「ansシャツ」を着て走っているランナーを見かけたら声援を送ってあげてくださいませ。

私は、今年も残念ながら落選してしまいました(←本当に心から残念に思っています)。なので、流通団地店の前で応援に徹します。

ランナーのみなさん、無理せず、自分のペースで、楽しんで、完走目指して頑張ってください!

 

なお、コースから外れている帯山店では通常通り勉強会をやっています。(午前:諸費用、午後:性能)

私は、前日16日土曜日の午後に流通団地店で「資金」の勉強会講師をやる予定です。

こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

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