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ans代表 川瀬ブログ
2019年8月
熱中症の一番の対策は「住まいの高気密高断熱化」です
2019.8.9
いつもありがとうございます。ansの川瀬です。
いやー暑い!!毎日、本当に暑いですね。
長かった梅雨が明けたらずっと猛暑ですよ。
猛暑と言えば、気を付けたいですね。熱中症。
消防庁の発表によると、梅雨明け前後の7月22日~28日の1週間で、熱中症で救急搬送された人数は5,664人。その前の週の2.9倍と急増したそうです。
熱中症で亡くなる方も多くいます。厚生労働省によると、平成29年には635人もの人たちが熱中症で命を落としています。
平成29年でいうと、この熱中症での死亡者数は、台風や豪雨、地震などで亡くなられた方よりも多かったようです。
つまり、熱中症はもはや最も脅威的な自然災害ということになりますね。
さて、熱中症はどこで起やすいと思いますか?
「太陽がガンガン照り付ける屋外」かと思いきや、実は「住居の中」が一番多いのです。
2017年に熱中症で救急搬送された人の主な発生場所を見ると、
1位:住居 37.0%
2位:屋外(公園など)13.5%
3位:仕事場(道路、工事現場など)10.7
(厚生労働省HPデータより)
65歳以上の高齢者に限っていうと半数以上が住居内です。
住居内での熱中症を防ぐには、まめに水分を取ることやエアコンを使うことが大事ですよね。
しかし、高齢者の方は暑さを感じにくいためかエアコンをつけない人が多いと言われています。若い方でもエアコンをつけっぱなしにすることに抵抗がある人は少なくありません。電気代が気になるだけでなく、エアコンをつけたまま寝ると特に体温の下がる明け方には寒くなりすぎてしまうからです。
かといってエアコンを切るとすぐに暑くなる。だから何度も起きては、つけたり、消したり…。という人は多いのではないでしょうか。
テレビなどでは「エアコンの正しい使い方」みたいな特集も多いですね。
しかし、根本的な問題は「住宅の断熱性能が低いこと」です。
エアコンを使うと電気代がいっぱいかかるのも、部屋によって温度にムラが出てしまうのも、エアコンを切るとすぐに暑くなるのも、すべて実は住宅の断熱性能が低いからです。
住宅の断熱性能と気密性能が低いから外の高温が家の中にまで伝わってしまうのです。
気密性が低いと外の暑い空気が入ってくるし、中のエアコンで冷やされた空気が外に逃げます。だからエアコンが切れるとすぐに暑くなる。
すべて断熱性能が低いからです。
「高気密・高断熱の家」というと冬の温かさが印象的ですが、実は夏は涼しいのです。高気密高断熱の家は、エアコンを切って外に出ても、家に帰ったとき外気温との差で少しひんやり感じます。
エアコンをつけるにしても家中のエアコンをつける必要はありません。気密性の高い家は空気がスムーズに循環しているので、部屋によって温度ムラもありません。だから、どこかの部屋で静かに26~27度設定くらいで冷房されているエアコンがあれば十分快適です。
こんな暑い夏こそ住宅会社のモデルハウスに行ってみるといいかもしれません。
モデルハウスの中で何台のエアコンが何度設定くらいで稼働しているかを聞いてみてください。そのモデルハウスが「高気密・高断熱の家」なら稼働しているエアコンは1~2台くらいでしょうからね。
「新築を建て替えるなんて無理」という方もいるかもしれません。最近は「高気密・高断熱のリフォーム」も良いものがいろいろありますので検討されてみてはいかがでしょうか。
住まいの高気密・高断熱化は、家族の命を守るためにもご検討されることをお勧めします。
なお、高気密・高断熱など住宅の性能についてもっと詳しく知りたい!という方はansの勉強会「性能編」にぜひお越しくださいませ。
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