住まいづくり実例
クリエイティビティを刺激する アトリエのような家
熊本市
延床面積:144.08㎡(43.58坪)
敷地面積:340.42㎡(102.98坪)
クリエイティビティを刺激する アトリエのような家
「寝食の時間以外はほぼここで過ごしています」とKさん。
玄関のみ共有する分離型2世帯住宅の家で、Kさん夫婦が暮らす空間には、いわゆるリビングがない。
代わりに家の大部分を占めるのは、デジタルアートクリエイター/デザイナーとして活躍するKさんの仕事場であり、完成や想像力をはぐくむ大空間の「アトリエ」だ。
「すでに何度もレイアウトを変えています。
『こうあらねばならない』という概念がなく自由自在にプランニングできる点が気に入りました」。
そのセンスと世界観が発揮された空間は2つの性格に分けられる。
まず、床全面を土間で仕上げてソファを置き、植物や雑貨など多彩なアイテムを盛り込んだリラックススペース。
そしてヴィンテージ感のある足場板を使ったスキップフロアを奥に製作スペースをもうけたワークスペースに。
生まれ育った場所に新しい息吹を吹き込み、「このアトリエこそが作品」。そう思わせてくれる家が完成した。
本物のレンガを張ってオリジナリティを出した柱
床は全面土間仕上げ、スキップフロアは足場板をセレクト
インテリア性も実用性も兼ね備えた棚には、ヴィンテージ感のある雑貨やグリーンなど“好きなもの”を集めた
リラックススペースで、公私ともに良きパートナーの奥さまと
どこを切り取っても絵になる「アトリエ」
ポスターやパッケージなど幅広いデジタルアート作品を手掛けるKさん。
“こもれる”作業スペースは自宅でありながら製作活動をするのに持ってこい
向かって左がご両親の家、右がKさん夫婦の家