地盤調査に関するあれこれ。

みなさまこんにちは。ans流通団地店の武田です。

最近観葉植物にはまり、自宅にて7種類の植物を育てています。

季節の移り変わりで新たに出てきた新芽に喜んだり、
水やりや日当たりの加減が分からず早い段階で枯らしてしまったり、
休みの日にホームセンター通いをするようになったりと、
植物がやってきたことで、日々の生活に楽しいドラマが生まれております。

さてさて前置きが長くなりましたが、今日の本題。
今日は、地盤改良に関しての話をしてみようと思います。

先日担当のお客様の完成邸を訪問させていただいたところ、
家にかかった費用についての話題になりました。
こんなにかかると思っていなかったよね、の一つが「地盤改良」について。

今回お客様は地盤調査の結果が悪くて、
改良にかなり費用が掛かったとのことなんです。

■そもそも地盤調査ってなんだ？

家を建てる前に、その土地の地盤が固いか柔らかいかを調べるのが地盤調査。
この結果が良い時と悪い時では、その後の対応に大きな差が出てきます。
悪いものなら、それは良くする必要がある。となりますよね。
ここで登場してくるのが、地盤改良工事。
地盤調査の費用にプラスして、
ここに改良工事分の費用が掛かってくるという話です。

じゃあ、改良工事の費用っていくらなの？

厄介なことにこの費用、どれくらいかかるか分からない。
0円の方もいらっしゃれば、100万、150万の方もいらっしゃるという、
個人的には、何ともギャンブル的な要素を秘めた恐ろしさ
のようなものを感じてしまいます。

「じゃあ、地盤が固いか柔らかいかが分かってから
土地を購入できればベストじゃないの？」

と考えてみます。
確かに土地を購入する前に地盤調査を行えて、
結果が分かっていたらどうでしょう？
悪い結果で、もし多額にお金がかかりそうなら購入せず、
違う場所を購入すればよい。と思うのですが、

これまたそううまくはいかない。
えーっ、なんでなんで？

■地盤調査はいつどんなふうに行う？

残念ながら地盤調査は、土地を購入した後に行うことが多いんです。

仮に土地を購入する前に地盤調査を行ったとします。
調査をする方法にも様々なパターンがあると思いますが、
地面に穴を掘って固いか柔らかいかを調べる方法を取った場合。

何か所か穴を掘って調べました～。
結果この土地は固い！とわかりました～。
よしよしこれで大丈夫！
この確認をした場所＝地盤調査で結果がよかった場所、がありますよね。

極論ですが、
敷地内で「調査していない位置」に家を建てるとしたらどうでしょうか？

うぅ。そこの地盤は、固いのか柔らかいのかが分からない。
ということで、

「地盤調査は土地を購入した後に行う」

もっというと、

「建てる場所が分かった後に行う」
というところに行きつきます。

住まいづくりの流れでいくと、地鎮祭を行う日。
この日現地に行くと地縄が張られていて、
ここに家を建てるよという目印があります。
地盤調査は、建てる場所が分かった後に行うことになります。

ここからは余談ですが、
同じ分譲地でとなり合う2軒のお宅があったとします。
地盤調査の結果はどちらとも同じになるでしょうか？
（お隣さんが悪い結果だったみたいだから、うちも悪いかも・・・）
となるかというと、そうとも言えない。

現に過去来店のお客様で、
となり合う分譲地を購入された方がいらっしゃいました。
お一人は地盤調査の結果が悪かったですが、
もう一人は問題なかったという事例もありましたね。

他にも、川に近い土地を購入された方の例。
今、「川の近くなら、それは悪い結果が出たのでは？」と思った方、
もちろん結果が悪かったパターンもありましたが、
みんながみんな悪いということもなかったんです。

では川の逆で、山側に建てた方はどうだったでしょう？
「山側なら地盤は固いでしょ？」と思った方、
これも悪い結果になったパターンあり。

あと、水やさんずいがついている地名の場所を購入する方。
水のイメージがあると、なんとなく改良工事が出そう･･･
なんて思ってしまいますが、
これも絶対とは言えない。
あくまでも参考程度に、といったところでしょうか。

地盤調査とは、なんとも気まぐれで難しい話です。

■結果が悪いとどうなる？

改良工事が必要になってくる、は先ほどお伝えした通りです。

私のお客様の過去事例で言うと、
平屋で改良工事が出たパターンの方、なんとなく金額が高かった印象があります。
平屋の場合は地面に接している部分が2階建てより多くなっているため、
改良で杭を打つ本数が多くて、といった理由からだったかなと思います。

と言っても、地盤調査をしてみて、どれくらいの深さまで地盤が固いか、
どんな改良工事を施すかによってもまた費用は変わってくると思うので、
一概に平屋が高いとも言えない。

あぁ、なんと曖昧な私の話。

またこれも余談ですが、
セカンドオピニオンの観点から、
地盤調査を2回行ったという方もいらっしゃいましたね。
熊本では大きな地震があったことも影響してか、また念には念をといった形で。
最初の地盤調査で問題ない結果だったけれど、
2回目で悪い結果が出たというパターンも。

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Ansでは住宅購入前に、安心な資金計画を立てていきます。

この地盤改良の費用についても、かかったと見越して予算組みをしていきます。
住宅会社様の見積もりでは、
「改良工事の費用は別途」というものもあったりするので、
ここは確認しておきたい部分ですね。

このあたりの、土地・建物以外にかかってくる費用については、
価格セミナーでお話をしています。

ついでに、
地盤調査+改良工事費以外にもかかってきそうなお金の話はこちら。