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住まいづくりコラム

2023.1.27
住まいづくりコラム構造・工法間取り・収納

平屋住宅の魅力とは?メリット・デメリットと間取りの具体例を紹介!

静岡市・浜松市の持ち家率をご存知でしょうか?
総務省の家計調査年報によると、なんと88.5%と言う結果が出ており、これは各都道府県庁所在市および政令指定都市の合計52都市中10位と上位に位置しています。
そんな静岡市・浜松市でこれからお家を建てようと検討している方の中には、できれば平屋がいいなと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
と言うのも、国土交通省の建築着工統計調査によると、平屋の建築着工棟数は年々増加しており、2011年の着工棟数は約28,000棟だったのに対し、2021年には約55,000棟の平屋が建設されているからです。
この背景には、少子高齢化と核家族化があり、昔のように大きなお家に大家族で住む家庭が減ったことが大きく影響していると考えられます。
若年層で子供のいない夫婦二人の住まいとして平屋を選択する場合や、老夫婦の終の棲家として老朽化した大きなお家をコンパクトな平屋に建て替えると言う場合もあるでしょう。
今回はそんな平屋のメリット・デメリットを間取りの実例とともに見ていきましょう。

 

目次

1.平屋のメリット

2.平屋のデメリット

3.間取り事例A(3LDK)

4.間取り事例B(3LDK)

5.間取り事例C(2LDK)

6.まとめ

 

1.平屋のメリット

地震や台風による被害が少なくなる
地震の揺れは通常1階より2階の方が大きく揺れますが、平屋ならどの部屋も1階なので壁や柱の破損や家具家電の倒壊などの被害も少なくなります。
また、台風の暴風に対しても2階建てより受ける風圧が小さいので被害が少なくて済むことも多いのです。

階段がないため移動が楽になる
2階建てでも洗濯機は1階にあり、洗った洗濯物は2階のバルコニーに干す家は多いですよね。
ところが平屋なら、水を含んで重たい洗濯物を持って階段を上り下りしなくても外に干すことができます。
汚し盛りのお子様がいるご家庭で毎日大量の洗濯物を外に干す方にとっては、とても大きなメリットです。

階段によるデッドスペースがなくなる
階段下は収納やお手洗いなどに活用しているお家も多いですが、階段の形状や位置次第でそれができない場合もあります。
少なくとも階段の位置やスペースを確保しなくてはならなくなるのですから、階段が無ければ間取りの自由度も上がります。

メンテナンスが楽になる
平屋なら屋根の高さが2階建てに比べて低いため、屋根に上がるメンテナンスも容易になりますし、豪雪地帯であれば雪下ろしも楽になります。
静岡や浜松の市街地で雪が積もるなんてことは滅多にありませんが、雨どいや太陽光パネルのメンテナンスにはメリットがあります。

引越し料金を抑えられる
これは見逃しがちなのですが、洗濯機や冷蔵庫など重たいものを2階に上げるのには別料金がかかる場合もありますし、引越し時だけに限らず、買い替え時の配送料金にも同じことが言えます。
また、2階の部屋にエアコンを設置する場合も高所料金が上乗せされることもあります。
平屋ならそう言った追加料金がかかる可能性を減らせるのです。

 

2.平屋のデメリット

建築コストが上がりやすい
平屋を検討されている方の一番のハードルと言っても過言ではないコストアップ。
同じ延べ床面積の2階建てに比べ、基礎部分と屋根面積が大きくなる分、建築コストが上がってしまう場合が多いのです。
しかし、2階建てと違い階段が不要で、間取りによっては各部屋に繋がる廊下も減らせる場合も多いので、結果、同じ部屋数・部屋の大きさを確保してもコストアップを抑えることはできます。

浸水被害に遭いやすい
最近は何十年に一度のはずの大雨が降る機会が増えてきており、お家の浸水を心配される方も多いですね。
近くの川が氾濫して洪水になると逃げる場所が無くなるので、まだ2階建てと悩んでいると、平屋を検討しているほとんどの方からお聞きします。
川との距離に関わらず、見た目では分からないほどなだらかに土地が窪んでいて浸水したと言うケースもあるので、平屋を建てる土地の場所には見極めが必要です。

日当たりが隣地に影響されやすい
例えば密集した住宅街で北側以外の3方向が家に囲まれている土地に家を建てる場合、2階建てならリビングを2階にして日当たりを確保したりもできるのですが、平屋ではそうもいきません。
周辺が密集していても自分の敷地の広さや形で日当たりを確保できる場合はいいですが、平屋を建てるのに向かない土地もあるのです。

土地の広さが必要になりやすい
建ぺい率(けんぺいりつ)と言う言葉をご存知でしょうか?
簡単に言うと、「建築地を真上から見たときに建物が建っている面積の割合」のことです。
例えば「土地面積:50坪、建ぺい率:60%」の土地があるとすると、50坪の60%は30坪なので、この土地には30坪までなら建物を建てられます。
「土地は50坪あれば十分、建物は平屋で35坪くらい欲しいな」と思っていたとしても、この土地で平屋を建てたいなら建物は5坪分小さい間取りにしなくてはなりません。
もしくは、もう少し土地の予算を上げて60坪くらいある土地を購入しなくてはならないと言うことなのです。
2階建てならさほど気にする必要もないですが、平屋の場合は注意しましょう。

 

 

それでは、実際に間取りを見ながら住むイメージをしてみましょう。
生活スタイルや家族構成は人ぞれぞれなので、自分だったら?と下記に挙げた特徴を照らし合わせてみてください。

 

3.間取り事例A(3LDK)

 

【特徴】
〇ベビーカーや三輪車まで入れられそうな広い土間収納
〇ランドリースペースからすぐウッドデッキに出て外干しできる
〇キッチンからも洗面脱衣所からも近い家事スペース
〇広めのパントリー
△リビングのエアコンの室外機はどこに置く?
△子供室の収納は?
△玄関にお客様がいたらトイレに行きづらい
△浴室が寝室の横なのでお風呂に入る時間次第では音が気になるかも
□収納飾棚はオシャレだが、LDKに入る際必ず通るので常にきれいにしておく必要がある

 

4.間取り事例B(3LDK)

 

【特徴】
〇LDKの上が勾配天井で広く開放的に見えそう
〇LDKが東西に長く日当たりがよさそう
〇トイレの前に壁がありLDKから出入りするのが丸見えにならない
△8.0畳洋室と5.3畳洋室からは玄関ホールとLDKを通らないとトイレに行けない
△5.2畳洋室は北側1カ所しか窓が無いので風通しが悪いかも?
△キッチン西側の窓の高さによってはカップボードのデザインやサイズに制限ができる
□ウォークインクローゼットが2部屋共通

 

5.間取り事例C(2LDK)

【特徴】
〇シューズクロークがある
〇和室も洋室も朝日が入り明るそう
〇洗面室に物入(収納)がある
〇洗面室は出入り口が2ヵ所あり出入り便利
△LDKに収納少なめ
△ダイニングテーブルやテレビ、ソファなどを置くとすると配置が難しい
△浴室、洗面室、トイレのドアが密集しており、タイミングが悪いとぶつかるかも
□キッチンが分離されており、匂い対策にはいいが料理中は孤独かも

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?
上記の「〇」を魅力に思わない方がいらっしゃるように、「△」が気にならない方もいらっしゃるかと思います。
一長一短と言う意味で「□」も入れましたが、人によってはむしろそれが欲しい方、絶対避けたい方もいらっしゃるでしょう。

誰かにとって100点の間取りは自分にとっては50点と言う場合もあるでしょう。

もしかしたら、いろいろ考えた結果、平屋じゃなくてもいいと言う選択肢になるかもしれません。

静岡市・浜松市で平屋を建てると一言で言っても予算感はエリアによってもかなり異なります。

さらに、どんなことにもメリット・デメリットがあるので何が正解か悩む場面も多くありますよね。

そんなときはぜひ、ans(アンズ)静岡南店・浜松柳通り店にご相談ください。
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