COLUMN
住まいづくりコラム
2025年!省エネ基準適合で変わる住まいづくり、いま知っておきたいこと
2025年4月1日から住宅業界は大きな変化があるのはご存じですか?
『住宅省エネ基準適合』が義務化されるんです。
現行、住宅において省エネ基準は一般的な住宅は「説明義務」となっていたものが、2025年4月からは省エネ基準適合が「義務化」されることが予定されています。
こちらが国土交通省による概要です⇓⇓
これによって、今後家を建てる人にとって「省エネ対応」は避けて通れないテーマとなります。エコで快適な暮らしを実現するために、今からどんな準備をしておくべきか、住まいづくりを検討している方に向けたポイントをお伝えします。
≪目次≫
- ・義務化の背景
- ・省エネ基準の概要
- ・義務化による影響
- ・さいごに
≪義務化の背景≫
まず義務化の目的は、住宅のエネルギー効率を向上させ、地球温暖化対策や省エネを推進することにあります。近年、日本を含む多くの国で地球温暖化や環境問題が深刻化しており、住宅や建物の省エネ性能向上が急務となっています。住宅はエネルギー消費の大きな要素であり、断熱性能や冷暖房効率を高めることによって、大幅なエネルギー削減が期待されています。これまで、住宅の省エネ基準は義務ではなく、多くの場合、建築主や設計者の判断に委ねられてきましたが、2025年からはすべての新築住宅に対してこの基準が義務化される予定です。
≪省エネ基準の概要≫
義務化される省エネ基準では、断熱性能や気密性能、さらには設備のエネルギー効率も考慮されます。具体的には、以下のような要件が含まれています。
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・断熱性能の向上:外壁、屋根、床、窓などの断熱材の質や厚さを厳格に規定。
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・高効率な設備の導入:エネルギー効率の高い冷暖房設備や給湯器の導入が求められます。
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・気密性能の向上:隙間を減らし、冷暖房の効率を高めるための気密性の確保が必要です。
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・再生可能エネルギーの活用:太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入も推奨されます。
≪義務化による影響≫
この義務化によって、新築住宅の建設コストが増加する可能性があります。省エネ性能を満たすための断熱材や設備の導入には初期費用がかかるため、住宅の価格が上がることが予想されます。しかし、長期的にはエネルギー消費が減少し、光熱費の削減が期待できるため、トータルでの生活コストは抑えられる可能性があります。また、省エネ基準に適合しない住宅は建てられなくなるため、住宅市場における差別化も進むでしょう。省エネ性能の高い住宅は、将来的に資産価値が高まる可能性があります。
≪さいごに≫
2025年の義務化に向けて、住宅を検討されているお客様には、今のうちに省エネ基準について理解を深め、適切な住宅会社選びをすることが重要です。また、省エネ基準に適合した住宅は、長期的なコストのメリットだけでなく、快適な住環境も叶えることができます。住宅の断熱性能や気密性能が高まることで、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができるため、健康にも良い影響を与えるんですよ。
※住宅の性能についてはansの『賢い住まいづくり勉強会 性能編』で詳しくお伝えしております。
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2025年4月に義務化される予定ですが、ここがゴールではありません。
2030年には省エネ基準の上を行くZEH基準が目標になっています。
あなたが選ぶ住宅会社がそれに向けてどう取り組んでいるのか?
どんな性能の住宅を作っているのか?をきちんとご自身で見極め、判断できるように、住まいづくりに関する知識を深めましょう。
※経済産業省が出している、2050年カーボンニュートラルに向けた住宅の対策の取りまとめをご覧ください。
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