COLUMN
「シングルマザーだから、マイホームなんて無理かな…」
そんな風に諦めていませんか?
子どもと一緒にのびのび暮らせる場所が欲しい。
このまま家賃を払い続けるより、将来子供の資産にもなる家が欲しい。
でも、収入やローンのことを考えると、不安でいっぱい。
諦めるのはまだ早いです。
ひとり親でも家を持つことはできます。
実際に叶えている人もたくさんいます。
今回はシングルマザー・シングルファザーの皆さんがマイホームを手に入れるためのリアルなステップや体験談などをお伝えします。
持ち家を持ちたいと言う気持ちだけで進むのは、シングルマザー・シングルファザーに限らず危険です。
もちろんメリットもありますがデメリットもあるので、しっかり確認した上で進めましょう。
◎庭の用途は無限大!
一戸建てなら庭をもつことも可能です。
休日に親子で家庭菜園をしたり、水遊びをしたり、外で使う物は外に置きっぱなしにできる!
子どもが成人して車をもつようになれば駐車場にすることもできます。
◎資産になる!
賃貸と大きく違うのは自分のものになると言うこと。
退職までに住宅ローンを返し終わってしまえば年金暮らしでも家賃に追われる心配はありません。
家はいずれ減価償却してしまうとしても土地は財産として残り続けるので、子どもが将来自分で家を建て替えて住み続けることも可能ですし、子どもが独り立ちしたあとは土地を売却して老人ホーム入居費用に充てることもできます。
◎カスタマイズできる!
「ここにコンセントがあれば便利なのに」
「玄関に収納が足りなくて靴が出しっぱなし」
「子どもとお風呂に入るとちょっと狭いな」
賃貸だとこのような悩みがつきものですが、持ち家なら自分の生活スタイルに合わせてカスタマイズも可能。
要らないものはなくし、必要なものだけを足すことができます。
▲固定資産税や維持費がかかる
自分のものになると言うことは、毎年の税金・将来のメンテナンス費用は計画に入れておく必要があります。
将来大きなお金が必要にならないようメンテナンス頻度やランニングコストを抑えられるような家を選ぶ必要があります。
▲転勤への柔軟な対応が難しい
持ち家で急な転勤になると、小さな子どもを家に置いて単身赴任と言う訳にはいかないので、赴任先に連れて行ったり実家に助けてもらったりする必要が出て来ます。
その間の家の管理もあるので、転勤の可能性がある場合はそうなった時のことも考えましょう。
■住宅ローンは組める?
結論からお伝えすると、安定した収入があればひとり親でも組めます。
パートや契約社員でも、勤続年数や収入によっては審査に通るケースもあります。
ただし、金融機関によって審査の基準が違い、融資上限や借入金利にも個人差があるので、「1行ダメだったから」「正社員じゃないから」だけで諦めず、複数の銀行や住宅ローン会社に相談・比較し、可能性を広げることがとても大切です。
■頭金が用意できない
「貯金が無いから無理」と思っている方もいるかと思いますが、最近では自己資金が少なくても住宅ローンが組めるケースも多くなってきています。
また、手付金などでどうしても現金が必要な場合、20歳未満の児童を扶養していれば「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」を利用し、住宅資金を借りることができます。
保証人がいれば無利子で通常最大150万円まで借りられますが、その場合6年以内に返済する必要があるので、しっかりした資金計画を立てることが重要です。
シングルマザー・シングルファザーの方でなくても「家を買う」と聞くと、なんだかすごくハードルが高い気がしますよね。
でも実は、ステップを一つずつ踏んでいけば、そこまで難しい話ではありません。
まずは口コミを見たり友人から紹介してもらい、小さな疑問にも親身になって相談に乗ってくれて信頼できる不動産会社や住宅会社を見つけることがとても重要です。
住宅購入のパートナーとなる会社が決まったら、次のステップを進めていきましょう。
①ライフプランをつくる
まずは「自分は家にいくらまで出せるのか?」を知ることが大切です。
毎月の収入・支出だけではなく、子どもの将来の教育費や老後費などを含めて、無理なく払っていける金額を決めましょう。
②事前審査に出してみる
「実際どのくらい借りられるの?」を知るために、住宅ローンの仮審査(事前審査)を受けてみましょう。
最近は簡単にネット審査もできますが、本審査で落ちないためにも紙での提出形式が安心です。
また、物件などの目処が立っていれば自分で銀行に行ってもいいですが、たくさんの銀行をまわるのは大変なので、不動産会社や住宅会社にお願いするのも一つの手です。
③希望のエリアや物件を整理してみる
予算やエリア次第では中古なのか新築なのか、注文住宅なのか建売住宅なのかも絞り込まれていきますが、「学区は?」「交通利便性は?」「地域の行事は?」「病院は?」「スーパーは?」などの理想と現実のバランスを取れるよう、希望の優先順位をつけていきましょう。
ここまでくれば、あとは希望に合った物件を見たり、注文住宅なら住宅会社と打ち合わせを重ねてどんどん進んでいきます。
完成物件など即引き渡し可能物件だと、買付申し込みから引越しまで1ヵ月くらいしかない場合もありますし、逆に未完成物件だったり、注文住宅の場合は住み始められるまでに時間がかかる場合もあるので、「いつまでに引越したいか」「引越せるタイミングはいつか」も早めに考えておきましょう。
シングルマザーで住宅購入を叶えた先輩の声をご紹介します。
K様(お子様:12歳)
賃貸では収納も全然足りないし、いつまでも実家に頼っていられないなと思って、思い切って建売を購入しました。
子どもが中学校に上がるタイミングで選べるエリアが広がったのもあって、予算に合う物件に出会えました。
今では自分の「城」って感じでストレスもなく、仕事頑張ろうって気になります。
S様(お子様:19歳、16歳)
子どもが大きくなったので、ずっと夢だった家を建てることに決めました。
上の子は一緒に住んでないですが、帰ってきたとき困らないような部屋も用意しておきたかったし、老後に困らないよう小さくても良いから平屋がよくて。
実家も賃貸だったので、平屋が余計に快適ですよ。
家を買うのは、大きな決断です。
でも、それは「無理な夢」ではありません。
今すぐは難しくても大丈夫。
少しずつ準備を始めていけば、いつか手が届きます。
私たちアンズは、シングルマザー・シングルファザーの方の住宅購入もお手伝いした経験があります。
「まだ本当に買うかどうかわからない」「とりあえず話だけ聞いてみたい」と言う方でも大丈夫です。
あなたにとって、ベストなタイミングと方向性を一緒に考えます。
アンズがあなたの住宅購入の一歩目になれば幸いです。
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