COLUMN
こんにちは、ans浜松店の栗山です。
6月に入り日差しから夏の気配を感じる日が増えてきましたね。
日差しはきつくても日陰で風通しがいい所はとても過ごしやすく、湿度もあまり高くない梅雨直前の短いこの時期が1年で一番好きだったりします。
さて、それでは本題に入っていきたいと思います。
皆さんは「ウインドウトリートメント」という言葉をご存知ですか?
ウインドウトリートメントとは、窓まわりの装飾のこと、つまり、カーテンやブラインドやロールスクリーンなどの事を指します。
ウインドウトリートメントは、プライバシーを守ったり、省エネ効果を高めるだけでなく、お部屋の印象を決めるポイントのひとつにもなります。
最近は昔からある引きちがいの大きな掃き出し窓だけでなく、様々な形や開き方の小窓も増えてきました。そういった窓にはどんなウインドウトリートメントが合うのでしょうか?
今回は和室の小窓とウインドウトリートメントについて考えたいと思います。
なぜ和室の小窓なのか?と言いますと、ずばり、悩む方が多いから、です。
実は私、過去に窓装飾に関わるお仕事をしていました。
その中で、よくご相談を頂いたもののひとつが和室の小窓に関するお悩みです。
「真四角の小窓が田の字型に4つ付いていて、透明ガラスだから外から室内が見えてしまう。どうすればいい?」
「リビングの一角にある和室スペースの窓に和風すぎないものを付けたい」
「吊り押し入れの下に小窓があるけれど、目隠しは必要?」
など、和室ならではのお悩みを色々とご相談いただきました。
まだ住まいづくりを始める前の方でしたら、窓の位置や種類をウインドウトリートメントの事も考えながら選ぶ事で、お悩みや後悔が減るかもしれません。
ウインドウトリートメントに正解は無いのですが、皆さんのお部屋づくりのヒントにしていただけたら幸いです。
では、窓の種類や特徴別に、和室の小窓のウインドウトリートメントのおすすめを実際にご相談頂いたお悩みも交えながらご紹介していきたいと思います。
【上げ下げ窓】
2枚のガラスを上下に並べた縦長の窓。主に、下の窓ガラスのみが動くタイプ、上下の窓ガラスがどちらも動くタイプ、上下が連動して動くタイプがある
この小窓が付いていたお宅は、外観は同じサイズの上げ下げ窓が2つ並んで見えるのですが、室内から見るとリビングの一角に和室スペースがあり、リビング側に1窓、和室側に1窓、それぞれ小窓が付いていました。
そこで、外からの見栄えを考えつつ、和室と洋室両方のインテリアに合うものとして「ウッドブラインド」をおすすめしました。
木でできたブラインドなので、フローリングの床にも畳にも合わせやすいです。
【たてすべり出し窓】
たて方向を回転軸に、室外側にすべり出しながら開く窓
すべり出しながら開く窓、ってどういう事?と思う方は、ビジネスホテルの窓をイメージして頂ければと思います。
家の外壁に沿って吹いてくる風を取り込みやすいので、小窓の中では通気性能がとてもいいです。
通気性能がいいので、ブラインドやロールスクリーンなどをつけると風で揺れて窓枠にぶつかる音が気になる方もいらっしゃいます。
たてすべり出し窓を使う場合、透明ガラスではなく曇りガラスを使用する事で、視線を遮りながら通気をする事ができます。
お住まいづくりを始める前の方は、お隣と近い壁面の窓ガラス自体を見えにくくしておく事もおすすめです。
【スリット窓】
縦や横に細長い窓
この小窓が付いていたお宅は縦長のスリット窓が3窓並んでいました。
半分から上は透明ガラス、半分から下は曇りガラスになっていましたが、夜電気を点けると窓のそばに置いてあるものが曇りガラス越しにぼんやり見えてしまう事を気にされていました。
そこで、3窓をまとめて1台の遮光「ロールスクリーン」で覆う方法をおすすめしました。
この時は窓と窓の間が狭かったのであえて1台にまとめましたが、間隔によっては分割の方が見栄えが良くなります。
和風の柄や生地も色々とありますし、巻き上げても窓の上にコンパクトに収める事ができます。
【地窓】
床面に接した位置にある窓
和室ならではの窓のひとつがこの「地窓」だと思います。
この窓が付いていたお宅は、地窓の外に坪庭があり、室内から坪庭を見る事ができるようになっていました。
特に外からの視線が入る場所ではありませんでしたが、夜は目隠しをしたい、との事だったので、「プリーツスクリーン」をおすすめしました。
和紙のような質感の不織布の生地がプリーツ状に加工されていて、コードで上げ下げできるので、障子よりもコンパクトにまとめる事ができます。
一部ではありますが、和室の小窓で実際にあったお悩みと、それに合うおすすめのウインドウトリートメントをご紹介しました。
少しでも参考にして頂ければ幸いです。
さて、住まいづくりを始めるとなると、考えなければいけない事が沢山ありますよね。
ほとんどの方が一生に一度の住まいづくりですから、後悔しないようにしたいと考えられるはずです。
そんな皆様にはじめに読んで頂きたいスタッフブログはこちら
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