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住まいづくりコラム

2024.6.4
住まいづくりコラム土地探し

熊本県で注文住宅を建てるなら、ハザードマップを使った災害リスクを減らした土地選び 

土地の購入を検討される際、災害リスクの少ない土地を購入したいと思っている方多いのではないでしょうか?

 今回は災害リスクの少ない土地を選ぶにあたってのポイントをお伝えします。

 【目次】

  • ・災害リスクとは?
  • ・ハザードマップとは?
  • ・ハザードマップの種類
  • ・ハザードマップを見るポイントとは?
  • ・土地見学~その他のポイント~

 ≪ 災害リスクとは? ≫

土地を選ぶ際には、その土地の災害リスク把握しましょう。

土地の災害リスクとは、その土地が自然災害によって被害を受ける可能性のことです。

地震や洪水、土砂災害などが挙げられます。熊本県では地震もありましたし、集中豪雨なども起こるので、土地を選ぶ際にはこれらのリスクを考慮する必要があります。

災害リスクを把握するには、市町村から出ている「ハザードマップ」で確認するのをおすすめします


 ≪ ハザードマップとは? ≫

ハザードマップとは自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図のことです。

熊本市では、令和3年3月までに紙版のハザードマップを全戸配布してあります。また、熊本県のHPからも見ることができます。

熊本県のハザードマップでは洪水、津波、高潮、土石流、崩壊について見ることが可能です。
*熊本県ハザードマップ

また熊本市のHPにあるハザードマップでは液状化や浸水想定などについても、調べることができます。
*熊本市ハザードマップ

自然災害の被害は地形によって異なります。例えば、洪水は川沿いや低地で発生しやすく、水が排水されにくい場所では内水氾濫が起こります。土砂災害は崖の近くや崩れやすい地域で発生しますし、地震では、ゆるい地盤では揺れが大きくなり被害が拡大します。ハザードマップを活用することで、どの場所でどの程度の被害が予想されるかを把握し、安全な場所を選ぶことが重要です。

 ≪ ハザードマップの種類 ≫

■洪水ハザードマップ
大雨などで堤防決壊や越水が起こり、浸水の恐れがある地域や深さを示すもの

■高潮ハザードマップ
津波・高潮による被害が想定される区域とその程度を地図に示したもの

■津波ハザードマップ
最大クラスの津波が悪条件下で発生した場合の浸水域や浸水の深さを示したもの

■土砂災害ハザードマップ
大雨でがけ崩れ、地滑り、土石流などが起きる危険性のある場所をまとめたもの

■液状化ハザードマップ
液状化のリスク等を分類して地図上に示したもの

各ハザードマップでは、リスクの程度によって色分けされています。赤やオレンジなど濃い色ほどリスクが高いエリアを示しているものが多いです。

≪ ハザードマップを見るポイントとは? ≫

ハザードマップの種類は上記にあげましたが、それぞれのハザードマップを見てチェックする項目が以下になります。

① 高台や安全地帯の選定
土地を購入する際には、可能な限り高台や安全地帯を選ぶことが重要です。洪水や土砂災害などの水害からのリスクを軽減できます。

② 避難経路や避難場所の確認
購入を検討している土地周辺には、適切な避難経路や避難場所があるかどうかを確認しましょう。災害時に安全に避難できる環境が整っているかを確認します。

③ 地形や地勢の確認
地形や地勢は災害リスクに大きな影響を与えます。急傾斜地や谷間などは土砂災害や地滑りのリスクが高い場所として知られています。平坦な地形や自然の堤防によって保護された地域を選ぶことが重要です。

④ 水害リスクの評価
洪水や高潮などの水害リスクを評価します。川や湖、海に近い場所や洪水ハザードエリアにある土地は水害のリスクが高い場合があります。水害リスクを減らすために、適切な高さに建物を建てるか、堤防や防潮壁などの防災施設が整備されているかを確認します。

自然災害の被害は地形によって異なります。洪水は低地で、土砂災害は崖の近くで発生しやすく、地震はゆるい地盤で被害が大きくなります。ハザードマップを確認し、被害の程度を把握し、安全な場所を選ぶための目安にしましょう。


 ≪ 土地見学~その他のポイント~ ≫

災害リスクについては上記のようにハザードマップを活用することで、リスクを想定した建物の検討や、避難経路などの確認が可能となることをお伝えしましたその他にも土地見学する際に重要なポイントがありますので、日々生活する中で不便に思うことが無いのかを考えながら土地を見ていくと良いでしょう。

・エリア(駅、通勤距離、学区など)
・広さ(面積、形、段差など)
・道路(道幅、通勤通学時の交通量など)
・周辺環境(緑が多い、坂が少ないなど)
・生活利便施設(病院、買い物、公共施設など)

通勤通学は実際に使う時間帯にルートを通って見ることも重要です。住んだ後に大渋滞することが分かったら大変ですよね。雨の日にも見学すると浸水ポイントやニオイなども分かりますので、実際に住んでみて思っていたものと違った…という後悔を減らせるのではないでしょうか。

こういったシートを用意して、1件ずつ評価して比較するのもいいですね。

 

土地選びには、災害リスクを考慮することはもちろんのこと、日常生活の便益も見逃せません。これらの要素をバランスよく考慮し、理想的な場所を見つけましょう。

とはいえ、土地購入にはその他にも知っておかなければいけない事がたくさんあります。
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