COLUMN
熊本市は熊本県の西北部に位置し、約73万人が暮らす政令指定都市です。
県庁所在地が置かれ、熊本県の中心としての機能を持っています。
そんな熊本市は、夏は暑く、冬は寒い、寒暖差の大きい地域でもあります。
そんな熊本市の気候で快適な家づくりをするにはどういった点がポイントとなってくるのでしょうか?注文住宅で気を付けるべきポイントを解説します。
出典:気象庁ホームページ
熊本は九州山地の西側にあり、東シナ海から暖かく湿った空気が流れ込むため、大雨や集中豪雨が発生しやすい地域です。
特に梅雨時期の降水量は多く(6〜7月の2ヶ月間に、年間降水量の約4割が降る)、たびたび土砂災害や洪水の被害をもたらす原因にもなります。
「熊本市の月降水量」(気象庁HPより)
熊本市の年間降水量は、人吉球磨地域と比べると少ないですが、それでも年間約2,000㎜前後の雨が降っているそうです。
「熊本県の年間降水量分布図 (気象庁メッシュ平年値2020より 単位:mm)」(気象庁HPより)
全国平均が約1,600mmと考えると、熊本市は多めと言えます。
ちなみに、県庁所在地別で一番降水量が少なかったのは長野市約900mm、一番多かったのは宮崎市約2,400㎜でした。
※国土交通省HPより
熊本県の平均気温は下の図のとおりです。
熊本県の年平均気温分布図 (気象庁メッシュ平年値2020より 単位:℃)
熊本市の平均気温は17℃前後と、全国平均の15.5℃より高めではありますが内陸盆地的な地形の為、夏は暑く、冬は寒いのが特徴です。
では、熊本市の気候を踏まえて、注文住宅を建てる際に気を付けるべきポイントについてお話していきます。
お家の気密性は、防湿を考えるうえで重要なポイントとなります。
気密性の高い家のメリットとしては、室内の温度変化が起こりにくい事があげられます。
気密性の低い家は、お家の隙間が多く、空気が逃げやすく入りやすいので、室内の温度変化が大きく、冷暖房の効きも悪くなってしまいます。
また、温度変化が大きいことで結露が発生しやすくなり、カビ等のトラブルに繋がってしまう可能性があります。
気密性を高める事が、結果として防湿に繋がる部分もあるのです。
気密性に繋がる話ではありますが、断熱性能も快適な住宅作りには欠かせないポイントとなります。
気密性だけでなく、断熱性もないと室内の温度変化に対応できません。
断熱性が低いと、気密性が低い家と同様、温度変化により結露が出来やすくなります。
結露により、カビが発生してしまったり、温度変化が体の負担となり体調を崩してしまったりと、家族の健康に害が出てしまう可能性もあります。
熊本市ではあまり雪が降らないのでピンと来られる方も少ないかと思いますが、寒冷地では、積雪に備え、断熱性のほかにも耐雪性も重視されているそうです。
雪は意外と重く、倒壊するお家もあるぐらいだとか…。恐ろしいですね。
熊本県ですと、阿蘇地方などは良く雪が降る地域となりますので、もし熊本市から阿蘇地方へ建築をお考えの方は、そのあたりも気にしてお家づくりを進める事をおすすめします。
熊本市の気候は、夏は蒸し暑く冬は芯から冷えるほど寒いという、寒暖差の大きい地域となります。
家族みんなが快適に過ごせる住環境とするためにも、気密、断熱は重視すべきポイントの一つとなります。
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