COLUMN
「なんとなく家が欲しい気もするけど、まだ現実味がない」
「今の暮らしに特に不満はないし、今じゃなくてもいいかな…」
そんなふうに思っていませんか?
実は、家づくりを始める人の多くが「いつまでに家を買うぞー!!」と意気込んでスタートしているわけではありません。
ちょっとした生活の変化や、ふとしたきっかけから「うちもそろそろ考えてみようかな」と思い、スタートする方がほとんどです。
今回は、実際に多くのご家族が「マイホームを考え始めたタイミング」についてご紹介します。
結論からお伝えすると、「正解」は1つではありません。
例えば、同じ年ごろのお友達ご家族と同じ家族構成だったとしても、ライフスタイルや考え方が違えば住宅購入に最適なタイミングは違います。
また、同じ状況になったとしても「来年、海外転勤が決まっているから今のうちに」の方もいれば、「海外転勤から戻るのが3年後だからその時に」の方もいるでしょう。
もしかしたら、その時にはお子さん出産のタイミングと重なり「家づくりどころではない」となっているかもしれないのです。
何年か先になって「もっと早く買っておけばよかった」とならないよう、まずは実際にマイホームを手に入れたご家族がいつから動き出したかを知っておきましょう。
1. 子どもが生まれた・保育園/小学校入学を控えて
家づくりのきっかけとして圧倒的に多いのが、お子さん関連のタイミングです。
「子どもが産まれて物が増えたので収納が足りなくて」
「赤ちゃんが歩くようになったので、賃貸では手狭で」
「子どもに音や振動を気にさせず、のびのび遊ばせられる家にしたくて」
「希望する幼稚園や学区があるので、そちらへ」
など、生活スタイルや将来の教育環境を考えたときに「そろそろ家を買いたい」と考える方が多くいらっしゃいました。
2. 今の住まいが手狭・不便に感じてきた
毎日暮らしている中で、ふとした瞬間に「ここがもっとこうだったら住みやすいのに…」と感じることは、家づくりを検討していない方でもあると思います。
「コンセントが足りなくて延長コードだらけ」
「夏が暑い、冬が寒い」
「キッチン周辺が狭くて家事がしにくい」
「害虫がよく出る」
こうした日々の小さなストレスが積み重なることで、「自分たちの暮らしに合った家を建てたい」と思うようになる方も多くいらっしゃいました。
3. ボーナス・昇進・転職など、収入に変化があったとき
意外と多いのが、「お金のことを真剣に考えるようになったタイミング」です。
「将来の貯蓄にもなるよう保険の見直しをした」
「昇進して給料が増えた」
「転職してから収入が安定した」
など収入の見通しが立ったとき、「今から住宅ローンを組んだら自分たちは払っていけるかな?」と気になり始めたら、それはマイホームが現実味を帯びてきたサインかもしれません。
4. 周りの友人や親戚が家を建て始めたとき
SNSで友人の新築報告を見たり、親戚が家を建てた話を聞いたりしたとき、「うちもそろそろ考えた方がいいのかな?」と思ったことはありませんか?
ご両親から「あなたたちもそろそろ家を持った方がいいんじゃないの?」と言われて意識し始めた、と言うパターンもありました。
他の人と比べる必要はまったくありませんが、身近な人の動きが自分の意識を変えるきっかけになることは、よくあります。
5. 「こういう家、いいな」と思う瞬間が増えたとき
旅行で泊まった宿や、街で見かけた素敵なお家。
なんとなく「こんな暮らしができたらいいな」と感じたことがある人は、すでに“家づくりのアンテナ”が立っています。「広くて明るいリビングで家族団らん」
「庭の花を見ながらウッドデッキでのんびり」
「足を伸ばしてゆっくりお風呂につかりたい」
「毎日散らかしたおもちゃの片付けに追われなくてもいいような隠せる収納」
こんな風に“理想の暮らし”を少しずつイメージし始めているのなら、それはもう具体的にスタートしていいサインです。
家づくりをしてみたら「思ったよりも準備に時間がかかった」と言った声もよく聞きます。
今すぐ買う・建てるわけじゃなくても、「そろそろかな?」という気持ちを見過ごさずに、小さく動き出しておくのがオススメです。
まずは夫婦や家族で今後の住まいについてどう考えているか軽く話してみたり、日々の生活の中でノートやスマホに「こんな暮らしがしたい」と思ったことをメモしてみたりするのも、いつか動き出したときに役に立ちそうですね。
そんなふうに、考え始めるだけでも大きな一歩になります。
「家づくり=住宅展示場へ行く、だと思って行ってみたけどよくわからなかった」と言う方も多くいらっしゃいます。
展示場はいろいろな住宅会社を一度に比較できたり、子ども向けのイベントがあったりと魅力も多い反面、「展示場の建物は仕様もサイズ感も豪華すぎてイメージがわかなかった」と言う感想もよくお聞きします。
家づくりのモチベーションが上がってきたからと言っていきなり住宅展示場に行くのではなく、自分たちに合った方法でスタートすることをお勧めします。
「家って、どんなときに欲しいと思うの?」
その答えは人ぞれぞれですが、あなたが「なんかわかるかも」「ちょっと気になってきた」と思った今が、きっと始めどきだと思います。
未来のマイホームを目指して、焦らず、でも確実に進んでいけるよう、私たちアンズがサポートします。
ぜひ一度、あなたの理想の暮らしを私たちに聞かせてください。
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